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20220104 通院メモ 今年最初の診察は、医師と50分間ほど話し込む・・・復職に向けての覚悟を問われる

今日からクリニックのリハビリ開始。
そして、年明け最初の日に診察を受けることになっていた。

何人か、リハビリを受けている人が順番に呼ばれていく。
自分が呼ばれたのは11:30くらい。
どうやら、午前最後の診察が自分だったみたい。
主治医は、話すことが多いときは午前最後の順番にする事が多い。
だから、どんな話になるのか?とちょっと覚悟をして診察室に入っていった。

まずは、血液検査の結果から。
肥満体型ということもあるので、肝臓の値とか中性脂肪、血糖値など、自分としては血液検査の結果が気になっていた。
しかしながら、昨年同様こういった値は全く問題なし。
日常的な運動と栄養のバランスに気を配った食事をとり続けていることで、悪くなっていない。正常の範囲内に収まっている。
ところが、一つだけ値が高いものを示していた。
CPKといわれる数値。
正常の基準値の高い方196を超えていて、247ほどある。
昨年も254という値だったので、2年続けて同じくらいの値。
気になると言えば気になるが、体質とも言えないことはないとのこと。

そのあと、復職に向けた働き方のことについての話になる。
先月に2回ほど職場面談を行い、復職後の人事について話し合いがあったのだけど、その報告も含めて話をした。
最初、管理職と相談していた人事と、そのあと組合も含めた人事の事について主治医に話をする。
主治医はその話を聞いて
「職場の人は、障害を持っている人のことを何も理解していないではないか」
と強くお怒りモード。
「精神障害福祉健康手帳を取得するということの意味を全然理解していない」
「職場の組合は、職場の都合だけを考えていて、あなたのことを何も考えていない」
「障害者手帳が有るということは、職場は働く人に対して障害の特性からどんな支援が必要かということを配慮しなければいけないのに、医学的な根拠の全くない配慮を提示している」
「誰でもしんどくなったら大変という様な話ではなく、障害者手帳が必要な人なんだという前提を考えてもらわなければいけない」
「患者であるあなたが職場で働くことが出来る様に環境を整えるのは、管理職としての義務となっているし、それは法に基づいたものである」
「働く環境は、職場にとって都合の良いという環境ではなく、患者であるあなたにとって好都合な状況にするというのが本筋」
「社会生活の中で障害者手帳が必要で、それが発行されると言うことの意味をわかってもらわなければならない」
と、一気に話をされる。

人事の提案としては、管理職と最初に話をしていた内容のほうが遙かに程度が良いという評価だった。
その話を聞いて、少し自分の中で迷っていたところが気楽になった。
それから、自分の特性として体調の不安定さということについては、体質であったり、やってみないとわからないところは多々ある所でもあるが、そこについての配慮をするのはあくまで「職場」の側であり、「患者であるあなたではない」とのことだった。
やれることはやっているけれども、それでも仕事についてはやってみないとわからないというのは、医師でも誰にもわからないことであり、それについて攻められるというのも筋違いとおっしゃっていた。

これまで、私が仕事をしている業界は、ものすごく精神疾患になって仕事を辞めている人が多い。
特に、近年はその数がドンドンと増えている。
今回、精神障害福祉健康手帳を取得して復職するというのは、働き方を変えれば生きていけるという事を示すことにもなる。
仕事を辞めるときは、「仕方がないから辞める」とか、「どうしてもできないから辞める」ではなく、「仕事を続けることもできるが、他の仕事との兼ね合いで辞める選択を取る」というような前向きな辞め方でないと、辞めてから収入を得ることのできる仕事に就くことができるかどうかは甚だ難しいとも言われる。
まさに、自分のみの周りでも、精神的に苦しくなり、薬を飲んでさらにグダグダになって、仕事を続けることができなくなってしまって仕方なく辞めていくという人を何人も、それこそ働き出してから20年以上なるが、そんな同僚だけでも両手両足の指の数では足りないくらい居る。
その人たちは、残念ながら職場に配慮を求めるということをしなかった。
しかしながら、今は障害者雇用促進法や障害者差別禁止法といった法整備もなされ、職場には配慮義務がある状態になった。

医師からは、「職場の上司や管理職に直接話をしますよ」とも言われた。
というか、「話をして、凹んでもらう」と言っていた。

自分は、復職に対しての心苦しさというものを持っていたけれど、医師からの話を聞いて、少し不安がほどけた感じがした。
何度も「ありがとうございます。よろしくお願いします。」と、口に出した。

良いクリニックに掛かる事ができてホントに良かったと改めて思った。

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