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20210326 通院メモ 疾病について理解を深める

昨日、今日と二日続けて午後のリハビリメニューは、疾病理解のメディカルレクチャー。

ここのところ、クリニックのリハビリ参加者は、メンバーの出入りがあって1/3位は入れ替わったか。
自分よりも前からリハビリに参加していた人が続々と復職して行っている。
その反面、新たにリハビリに参加し始めた人も増えてきている。
トータルではリハビリ参加者数はあまり変化がない。
ただ、やっぱり新しい人が増えてきたことは確かで、そういう人たちの振り返りを聞いていると、その人の今の状態、または病状や疾病について本人自体が偏見を持っているというのがわかる。
おそらくそんなこともあって、リハビリ担当の先生もメディカルレクチャーの内容を一番最初の内容に変更して話をされた。

メディカルレクチャーはだいたい3ヶ月周期で内容が一巡する。
1月に最初の内容をしたので、まだ一ヶ月先になるはずだった。
昨日は、だから入れ替わった人向けでもあり、何度も聞いている人は再確認ということになる。
自分の場合もこの内容は5回目くらいではないだろうか。
しかし、聞き飽きるということがない。
やっぱり聞き逃していることがあったり、今の自分の状態からこれまで聞き流していたことが受け入れられるようになっていたり。

メディカルレクチャーの最初の内容というのは、疾病についの理解を深めるためのもの。
クリニックでリハビリを受けている人の多くは、基本的には双極性障害や抑うつ症状の人が多い。
復職専門のリワークプログラムを行っているという看板を上げているので、心療内科ではあるが学生や子ども、また仕事を退職したような人はいない。
だいたいが、メンタルヘルスが崩れている。
メンタルヘルスというのは、どうした状況で崩れてしまうのか、またひとり一人が持っている性格も影響していること、最近では大人の発達障害といわれるものがストレスや環境と相まって抑うつ症状や双極性障害を引き起こしているといったことを学ぶ。

こうしたことをリハビリの中で学ぶ意義については、また別の機会に。

今回、5回目の内容を聞いた中で一番入ってきた内容は、双極性障害(以下BP)とASD(広汎性発達障害)、ADHD(注意欠陥多動性障害)、LD(学習障害)は、性質として重なっているところが多いということ。
この話は、何度も聞いている。
しかし、最近自分の躁を引き起こす性質や思考がずっと高い状態というのが、ADHDの性質に寄って起こっていることが気になっていた。
そのあたりのモニタリングをしなければいけないと考えていたし、また衝動性が躁のトリガーにならないようにどうすれば良いかということを考え始めていたから。
自分の特性として、視界に入ったものにすぐ意識が向いてしまうというのがある。
だから、気が散るのがデフォルトの状態。
会話していても、目に入ったことについてすぐ口に出してしまうから、「はぁ?」と相手からいわれてしまうこともある。
机の上や引き出しの中も片付けるのがとても苦手。
部屋もとっちらかっている。
医師からも、水曜日の診察の際に、
「思考の高さはADHDの特徴。BPも強いけれど、ADHDの特徴も結構強めに出ている。そのやっかいな自分というのとこれからどう向き合って、どう付き合っていくかが大切」
と言われる。
だからこそ、納得がいく。

納得がいくからこそ、認知行動療法が大切なのも見えてくる。
自分のための工夫を見つけていく作業そのものだから。
こうした作業は、本人の納得がなければ進まない。
学びにもつながらない。
クリニックは、そうしたことを踏まえたリハビリプログラムを用意してくれている。

おそらく、これまでの自分だったら間違いなく自信をなくして落ち込んで居ただろう。
しかし、今はあまりマイナスに感じていない。
それは、今が軽躁の状態というのもあるかもしれないが、課題を解決していくことができれば、工夫という引き出しを持つことができるようになれば、今後の人生はよりよく生きていけるだろうという希望を持てるから。

ずっと持っていた自分への絶望感から離れられそうな気がするのだ。

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