連載童話「タンポポの詩」その1
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序
「なぜ」
なぜ
そんなに
周りばかり気にするの
周りばかり気にしていても
息が詰まるだけさ
さあ
顔を上げてごらんよ
きっと
なにかが見つかるはずさ
「タンポポの詩」その1
「虫たちの音楽会」
遠くに見える山の頂から
満月が昇るころ。
丘の上では、
春の訪れを祝う
虫たちの音楽会が
開かれていました。
タンポポのお母さんは、
とても幸せな気分でした。
だって、
どの虫たちの歌もすばらしく、
とても良い声だったからです。
「魔法の傘」
タンポポのお母さんには、
ある予感がありました。
その、
すっと伸びた茎の先には。
タンポポの子供たちが
魔法の傘につかまり。
今か今かと旅立ちの時を
まっていたのですから・・・。
連載童話「タンポポの詩」その2へつづく・・・
連載童話「タンポポの詩」その1 おわり
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連載童話「タンポポの詩」その1
2021.9.30 10.1加筆 10.2加筆 10.5加筆 10.8加筆 12.14加筆
12.16加筆
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