カナダからの手紙💌２月

2020年3月13日 15:38

３月の半ばを迎えようとしています。２月はやかったー。あっという間に過ぎて行きました。カナダでは時間がサマータイムに切り替わり、日も伸びて来たので７時くらいまで明るいです。仕事終わりも明るく、ビーチへ行ってビールが飲みたいと感じております。

さて２月は充実したバンクーバー生活を過ごしておりました。大好きな人たちと、美味しいご飯を食べながら語り合ったり、一人でのんびりカフェに行ったり、大好きな作品の映画の２回目を観たり。何か特別なことがあったというよりは、日々過ごしていく中で、充実した時間を過ごしていたという感じです。なんかカナダの生活に馴染み過ぎて・・・普通に過ごせていることに驚きます。

とにかくここで出会った人たちが大好きです。なので、今回は私がここで出会った人たちとの素敵なエピソードを紹介します。

まずは、一緒に住んでいる、なつみさん。なつみさんとは、よくスピリチュアルな話をして盛り上がります。こんなに自分の怪しい話に共感してくれて面白がってくれるので、がんがん怪しい話をしています。なつみさんは、自然が大好きで直感力があって、私に語彙力がなくても理解してくれるスーパー姉さんなのです。小さな悩み事でも真剣に聞いてアドバイスしてくれます。７月・８月は私にとって、とても辛い時期でした。日本食のレストランで働いていたのですが、人間関係に悩み、英語も苦戦していてストレスを感じていました。仕事を変えたい。でも、どうしていいかわからない。今までの自分のクセ（前に進みたいが挑戦できず、その場に留まってしまうクセ）に気付きながらも、前に進めない自分にモヤモヤしていました。この時期、日本に帰ってしまおうかとも思っていました。でも、なつみさんは親身になって私の悩みを聞いてくれて、”仕事は見つかるから、辞めちゃえば？”そう背中を押してくれて、前向きに他の仕事を探そうと立ち直りました。その結果、いい仕事場にめぐり合うことができで今はとてつもなく幸せです。なつみさんのおかげで、今もカナダにいることができています。だから、私はなつみさんが大好きです。

そしてBobさん。この人もカナダライフが充実するための、私のキーパーソンです。なぜかというと、Bobさんが私を今の仕事場に呼んでくれたスーパーエンジェルなのです。（エンジェルっていうキャラではない気がしますが・・・、ちなみに日本生まれ、日本育ちのバリバリ日本人です。）学校が終わる頃、仕事探しをしていて見つけたのが今のヴィーガンカフェでした。初めて連絡をしたのがBobさんでした。その時は採用者が既に決まっている状況で、その店舗では今は採用していないと連絡が来ました。ただ、心優しいBobさんは、”もう一つの店舗があと２ヶ月くらいで募集するかもしれないから、その時に連絡します。”と言ってくださいました。日本でヴィーガンやベジタリアンを経験していたこともあり、ヴィーガンカフェで働きたいという想いが強かったので、粘りづよく待つことにしました。２ヶ月後に連絡が来て、無事に今いるヴィーガンカフェで働いています。そして、Bobさんの尊敬すべきところは優しいところだけではなく、人生に素直に生きている人だからです。Bobさんも日本で会社員として働いている経験があり、会社を辞めてワーホリがきっかけでカナダに来ました。”人生に迷っている”ことにとても素直な人で、私は「こんなに素直に生きていいんだな〜」とBobさんからたくさんのことを学んでいます。とにかく素直で素晴らしい人で、そして面白いです。Bobさんの周りはいつも明るくて笑いに溢れていて、とても温かい人たちが集まってきます。本当に素敵な人です。

そんなBobさんが紹介してくた、精神年齢１００歳を超えているTeruさん（仮名）。Teruさんとの出会いもすごかったです。まだ私がBobさんの仕事以外の連絡先を知らない頃、Bobさんから”すごい奴だから、会わせたい人がいる”ということは聞いていて”会ってみたいな〜”と思っていた帰り道に、まさかの偶然バスで２人とばったり出会う奇跡が起こりました。これがTeruさんとの初めての出会いでした。そのままご飯に行って話を聞いているうちに感じたことがあったのです・・・”この人、来世ない。”初めて会った人に”来世ないと思います”と言ったのはもちろん私も初めてです。（ちなみに、来世ないと思った人に出会ったのはカナダで２人目です。この方の話はいつか番外編で紹介します。）Teruさんは、ヨガの知識なくヨガの哲学を実践している人で、自分の経験の中で真理に近づいている人です。彼の経験を私は全て知っているわけではありません。でも、話すこと全てに愛があって、とてもポジティブで、ヨガの生き方そのものなんです。実年齢はだいたい30歳くらいですが、精神年齢は１００歳以上だと私もBobさんも感じています。そんなTeruさんの言葉で皆さんに紹介したいのは

”ありがとう、ごめんなさいは感じた時に素直に伝える”

ということ。彼自身、この言葉を伝えられずに後悔した経験があり、とても心に響く言葉です。”当たり前に明日が来るかわからない”そのことを知っているTeruさんだから、Teruさんは毎日を前向きに、愛のまま、ありのままで生きているそんな感じがします。

これは３月に入ってからの出来事ですが、BobさんとTeruさんと語り合っている時に、涙がホロホロ出てきた事がありました。それは、２人ともとても愛に溢れていたから。こんなに愛がある人たちがいるんだな〜と。そして全ては愛でできているんだと。そのエネルギーを感じて、この人たちに出会えて、私は本当に幸せ者だと感じてホロホロ涙が出てしまいました。心で感じたことに肉体は自分が考えている（マインドの中で）よりもすごく素直なんだとこの時、実感しました。

こんな素敵な人たちに出会い、日々を楽しく過ごしています。まだまだ紹介したい人たちがいますが、今日はこのくらいにしたいと思います。仕事場編もまた番外編で書きたいな〜と思っております。

私はカナダに来て、素敵な人たちとの出会いの中でたくさんの経験をさせてもらっています。でも、新しい事ばかりではなく、今までの答え合わせのような感じです。日本ではヨガの知識を情報として集めていました。本で読んで、講習やワークショップに参加して話を聞いて。何が正しいのか、どんなことを求めるのか理解しているようで理解していませんでした。いや、正確にいうと今でも理解していません。

なぜなら、【知識は経験を経て、智慧になっていくから】です。

私はまだまだ、たくさんのことを経験していきたい。それが私の人生の目的なのかもしれません。いや、多分そうです。その経験から智慧が身についた時に、その智慧を必要な人に伝えていきたい。それが私の今の想いです。

もちろん、これからも日々の選択に悩んでいくでしょう。その時はとことん悩みたいと思います。これからもたくさんの出会いがあるでしょう。その出会いを大切に生きていきます。

カナダでの生活は私のモノクロな世界にたくさんの色をつけてくれています。（歌の歌詞によくある表現ですね。恥ずかしながら使わせていただきます。）

でもその経験の中には、素敵な理念があります

【It isn't about what you do、it is about who you do it with】（何をするかではなく、誰とするか）

確かTeruさんが言ったのはこんな言葉。（確かな文は覚えていません・・・なぜなら本当に英語できないから私😭）、私の人生の目的とする様々な経験の中には、たくさんの大切な人がいるということです。振り返ってみれば、私はいつも人に恵まれて生きてきました。出会ってくれた全ての人に感謝をしたいし、いつも素敵な経験を与えてくれるのは最高の人たちでした。そう考えると、本当にこの言葉の意味がわかる気がします。これからの人生も素敵な人たちとの出会いを大切に楽しんで、冒険していきたいと思います。

なんだか今日はまとまりましたね。手紙を最後まで読んでくれた、あなたに心から感謝を込めて。

愛と希望に満ち溢れる日々をお過ごしください。

【２月のVancouver】