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音楽制作

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2020年3月の記事一覧

ハーモニクス

ハーモニクス

音のピントを合わせる。

少し前に見つけたDeeCrystalってプラグインが良いです。
国産でDeeMaxを作っているDotec-Audio製のプラグインです。
ぼやけた音に対して倍音を加算することで輪郭をハッキリさせるエフェクトです。
スライダーが3つあるだけなので簡単に使えます。

1つ目のスライダーは対象トラックで最頻出の音に対する倍音を加算します。
ただ倍音を足すだけでなく、倍音の近傍の

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製品マニュアルについて

製品マニュアルについて

iZotopeではマニュアルのことをHelp Guide(ヘルプガイド)と呼んでいます。数ある弊社製品の中で、Help Guideが日本語化されているものをまとめてみました。

Ozone 8
https://s3.amazonaws.com/izotopedownloads/docs/ozone801/ja/ozone-overview/index.html

Neutron 3
https:/

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Plugin Allianceのトンデモセール

Plugin Allianceのトンデモセール

界隈では祭りでしたね(バウチャー未記載の件も含めて)。な〜んか脱Wavesしたいなと思った時にもっと使いたいなと思ったのがPlugin Allianceなので相当ありがたかった。せっかくなので今回買ったものというより使ってるPAのプラグインについてつらつらと。

●SPL Vitalizer MK2-T

EQになんのか?な?一般的なEQとは違ってステレオエキスパンダーとかもあるけど大枠ではEQか

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世界水準の打ち込みオーケストラを自分で作るためのマイクポジションの選び方

世界水準の打ち込みオーケストラを自分で作るためのマイクポジションの選び方

はじめにこの記事では下記の内容をカバーします。

・オーケストラライブラリの各マイクポジションの役割
・ミキシングでどのようにまとめ上げていくか
・良いサンプルライブラリの選び方とは

ところどころ図が酷いですが気にしないで下さい。

何故マイクポジションが重要なのかオーケストラの音というのは楽器から直接聴こえてくる音だけではなく、室内の響きまでが含まれます。スタジオ、ステージ、ホールまで含めて楽

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プロでも使えるMIXテクニックEQ編Vol.1:そのEQ要ります?

この楽器はここの周波数をイジれ!的な細かい説明は他の誰かに任せるとして、EQを簡単に言うと決めた周波数をどれくらいの幅で増減させるかを行うモノ。その増減をする際に幅(Q)がどの様に変化するかが各EQの個性とも言えるワケです。 

さて、ではどうやって使うのかが本題です。雑誌やWebでみた設定を適当に当てはめて必要かどうか分からないEQをしてないですか?

個人的にはEQの設定の本がある時点で苦笑で

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プロでも使えるMIXテクニックEQ編Vol.2:メーターを埋める低音のトリートメント

実は、前回に書いた-10db ~ -6dbに収めるには中々難しかったりします。だいたいの原因は「不要な低音」です。オケの中では一切聞こえてないのに確実に存在し、マスタートラックのメーターをガンガン埋めていき、思うように音量のコントロールができなくなります。

つまりこの低音は凄いパワーがあるので適切にトリートメントしていく下処理はだいぶ効きます。仮に全てのトラックに30~40hz以下を全ての切るハ

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ApogeeのDuetがオススメな理由

ApogeeのDuetがオススメな理由

今回紹介するのはApogeeのDuetというオーディオインターフェース(以下AIF)です。

モニターした感想をパッとお答えしますと、低音は心地良く、キックのアタックは感度が高いです。全体的に主張強めの音質だと感じました。

ダンスミュージックやエレクトロ系の楽曲制作をする人には特におすすめです。

DACは高品位なESS Sabre32を使用しており、これはハイエンドのSymphonyI/Oも同

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