草津の友に宛てた手紙(3通目)

草津の友へ

お元気ですか？
わたしがフォローさせていただいている方が、ちょうど同じ頃に草津に行ったみたいで、湯もみや顔湯のことなどを記事にしていたよ。
一泊したみたいだけど、軽井沢からなら日帰りで行けると書いてあって、すごくうらやましく思いました。

君は知らなかったみたいだけど、実はわたし、落語が大好きなんだ。
だから、何気ない提案だったのかもしれないけど、夜の「温泉落語」に誘ってもらえてとっても嬉しかったです。

会場は、昼間「湯もみショー」を見たのと同じ【熱の湯】
湯もみショーはけっこう人が入っていた感じがしたけど、落語のお客さんは１０人くらいだったね（笑）
演者は二つ目さんだったけど、堂々としていたしキャラクターの演じ分けもしっかりできていて十分楽しめたよ。
東京に戻ってから、もと落語家を夫に持つ友人に聞いてみたら、あの湯気が立ち上る会場で落語をやるのは暑くてけっこう大変らしい。
長野出身の落語家さんだったみたいだし、がんばって真打に昇りつめていただきたいな。

湯畑は夜になるとライトアップされるから、浴衣姿でお散歩している方々もちらほらいたね。
わたしは浴衣じゃなかったけど、ひとっぷろ浴びた後に大好きな落語を聞いてほかほか気分でした。
でもね、この湯畑に漂う硫黄の香りをかぐのは、今回の旅ではもう最後かなって思ったら、ちょっと胸の奥がぎゅっとなったよ。

翌日、草津町をあとにして、連れて行ってもらった道の駅
【八ッ場ふるさと館】
八ッ場ダムの近くなんだよね。

直売所に並ぶ安くてボリュームのある野菜の数々にわくわくしたよ。

あの大きくて白いナス、君はもう食べたかな？
長野にも丸い形のナスがあるけど、あんなに大きいやつは初めて見たよ。
家に帰ってまじまじ観察したけど、５００ミリのペットボトルくらいの大きさだったし、輪切りにしたら直径が手のひらより大きくて、なんだかコースターみたいだと思いました。
シンプルに味噌をのせて食べたけど、熱を加えても形が崩れにくくて、ちょっと甘みがあって舌触りもよかったです。

それから、草津の名産、花豆を使った花豆バタージャム。
甘い味を創造していたけど、少し酸味があって、ヨーグルトみたいな感じでした。
花豆がさりげなくアクセントになっていておいしいよ。
調べてみたら、長野のご当地スーパー、「ツルヤ」に、オリジナルのジャムで「国産花豆あんバター」というのがあるみたいで、ちょっと気になってます。
群馬と長野が隣接していてうれしいな。

帰りの電車も「特急草津四万（クサツシマン）」。
行きとは逆の順番で停車駅の名前を聞きながら、長野原草津口から離れていくのを名残惜しく思いました。
高崎を過ぎると、いよいよ群馬から出てしまうのが寂しかったよ。

草津の温泉と、自然と、君たち夫婦のおもてなしに癒されて、とーっても良い旅ができました。
３通もお手紙を書いてしまったけど、これは君へのお礼の気持ちと、わたしの旅の記録、そして草津へのファンレターでもあります。

草津よいとこ
一度と言わず
２度も３度も行きたいよー
ちょいなちょいな♪

読んでくれてありがとう。

これからも、君の草津愛溢れる記事を楽しみにしています。

じゃあまたね！

追伸：　今度行った時は、やっぱり熊鈴つけてお散歩したいな（笑）

※参考ＨＰ

草津温泉 熱乃湯
https://www.kusatsu-onsen.ne.jp/netsunoyu/

草津　温泉らくご | 公式 | 草津温泉湯畑にある熱乃湯にて毎日開催
https://www.onsen-rakugo.com/

「道の駅」八ッ場ふるさと館・公式ホームページ
https://yambamichinoeki.com/

ミドリカワアスカ｜note
https://note.com/moride_tada_hoee