so-neco1982

視覚障害があり目が見えません。東京でのんびり暮らしています。散歩、食事、たわいもないお…

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視覚障害があり目が見えません。東京でのんびり暮らしています。散歩、食事、たわいもないおしゃべりが好きです。ラジオは生活必需品。けっこう陰キャですが、周囲の人々と影響し合いながら新しい自分と世界を探求中です。

マガジン

  • 生活を楽しむ

    小さなできごとだって宝物。日常の記録

  • 言葉の森で出会えた人たち

    わたしがフォローさせていただいている方たちを中心に、お気に入り記事を集めています。 テーマはランダムで、随時更新していきます。

  • 視覚障害者の鮮やかな日常

    視覚障害について知ってもらいたいことや、日常のちょっとしたできごとの切り取り

  • 信州宝箱

    故郷信州のほのぼのした時間の記録

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わたしの物語、はじまりはじまり

so-neco1982 長野県出身。 視覚障害があり、幼少期を弱視として過ごす。 10代前半で失明。同時期に東京の盲学校に入学し、中学、高校時代を過ごす。 大学卒業後はしばらくふらふらしていたけれど、鍼灸、按摩・マッサージ・指圧師の資格を取り働き始める。 2023年、膠原病の診断を受け、間質性肺炎を発症。 命を取り留めて退院し、体力づくりをしながら生活をして今にいたる。 好きな物事: ラジオ、散歩、Tシャツ、だらだらと終わりの見えないおしゃべり 大切だと思う人たちを

    • 企業努力と草津名産のマリアージュ

      先日、ふと無印良品のお店の前を通りかかった時のこと。 フォローさせていただいている tommioさんの記事で紹介されていた 「不揃い紅茶バウム」のことを思い出しました。 tommioさんとは、スイーツの達人です。 いつもおいしそうな手作りスイーツの記事をアップしてくださっているのですが、 まずスイーツへの愛がびしびし伝わってくる文章で、もうそれだけでその時のスイーツが絶対おいしいってわかっちゃいます。 ときどき見え隠れするご家族へのラブもよい隠し味ですね♪ そんな達人さんを、

      • 草津の友に宛てた手紙(3通目)

        草津の友へ お元気ですか? わたしがフォローさせていただいている方が、ちょうど同じ頃に草津に行ったみたいで、湯もみや顔湯のことなどを記事にしていたよ。 一泊したみたいだけど、軽井沢からなら日帰りで行けると書いてあって、すごくうらやましく思いました。 君は知らなかったみたいだけど、実はわたし、落語が大好きなんだ。 だから、何気ない提案だったのかもしれないけど、夜の「温泉落語」に誘ってもらえてとっても嬉しかったです。 会場は、昼間「湯もみショー」を見たのと同じ【熱の湯】 湯

        • 草津の友に宛てた手紙(2通目)

          草津の友へ お元気ですか? 今朝もわたしの家の周りでは鳥たちが元気に泣いていたよ。 草津でも、早朝にたくさんのさえずりが聞こえました。 普段は早起きなわたしだけど、旅の間は窓を少しあけて、 鳥たちのおしゃべりを聞きながらもうひと眠り。 旅行2日目は、湯畑の 【熱の湯】で行われている「湯もみショー」に連れて行ってくれたね。 草津の源泉は温度が高くてそのままでは入ることができない。 だけど水を入れてしまうとお湯の効能がうすれてしまう。 そこで生まれた草津の伝統が「湯もみ」。

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          草津の友に宛てた手紙(1通目)

          草津の友へ お元気ですか? と言っても、わたしが君を訪ねて草津に遊びに行き、帰ってきたのはまだつい2日前のことなんだよね。 東京に戻っても、なかなか旅の興奮が冷めません。 初めて乗った、「特急草津四万(クサツシマン)」。 思ったよりシートが広くてゆったり座れたよ。 停車する駅名を聞きながら、群馬に入り、長野原草津口の駅に近づいていく感じがとてもわくわくしました。 到着して早速行った 【TEA ROOM ゆきうさぎ】 君がこのお店をブログの記事にした時、 ウサギと紅茶とスコーン

          草津の友に宛てた手紙(1通目)

          ラジオから時代の変化を知る してチャリティー

          今日は久しぶりにラジオの話。 ラジオ番組が好きな理由として、パーソナリティーさんのおしゃべりが楽しいのは勿論なのですが、何よりリスナーさんからのメールがおもしろい番組は最高です。 ノートに投稿しているみなさんの文章もとても素敵なものばかりですが、ラジオリスナーさんの中にも言葉巧みにおもしろいネタを送ってくる方たちがいます。 芸人さんでもないのに、よくそんなおもしろいこと書けるな、なんて感心してしまったり。 それとはちょっと話題がずれるのですが、 ときどき視覚障害を持った

          ラジオから時代の変化を知る してチャリティー

          SPACE GROOVE I(詞 和田唱) ホントきれいだなぁ 空に見つけた SPACE GROOVE この宇宙の中 僕らは生きている 何も欲しくないわけじゃない僕は 時に汚れてしまうんだ だけど あの星達と 同じ奇跡 ※壮大な宇宙に何かを託したくなることもありますよね。

          SPACE GROOVE I(詞 和田唱) ホントきれいだなぁ 空に見つけた SPACE GROOVE この宇宙の中 僕らは生きている 何も欲しくないわけじゃない僕は 時に汚れてしまうんだ だけど あの星達と 同じ奇跡 ※壮大な宇宙に何かを託したくなることもありますよね。

          一緒に歩いてくれた人

          先日、わたしが一人で外出した際にどうやって目的地にたどり着いているのかという記事をアップしました。 行きたい場所に行くために|so-neco1982 https://note.com/sonec82/n/nf660a7b817d5 今回は、目的地の場所が全くわからない時や行き方が複雑な場合に利用する、同行支援=ガイドヘルパーのサービスについて書いてみます。 ガイドヘルパーさんは、視覚障碍者が外出する際に同行し、目的地に行って帰ってくるまでをサポートしてくれます。 この

          一緒に歩いてくれた人

          鳥さんに手伝ってもらって、初めての録音

          鳥さんの声に誘われて、早朝散歩をするのが日課になっています。今日は、ふと思い立って録音をしてみました。でも私しゃべるの苦手でした。あまり面白くないかもしれませんが、記念にアップしますので、よかったら聞いてください。 散歩しているところは、自然の多い場所ではありませんが、朝の早い時間だけはちょっと森のような雰囲気です。

          鳥さんに手伝ってもらって、初めての録音

          鳥さんに手伝ってもらって、初めての録音

          甘い甘いお菓子の話

          たまには故郷の話を。 みなさん、長野県北部、小布施町の銘菓 栗かの子をご存じでしょうか? 甘い栗あんの中に甘い栗が入っている それはそれは甘いお菓子です。 わたしはこれが大好物で、たまに無性に食べたくなるのです。 栗あんはとてもなめらかでクリームみたい。 中に入っている栗もごろっと惜しみない感じで食べ応えあります。 でも、甘すぎてくどい味ではありません。 和菓子や、栗のような口の中の水分持っていかれる系のものが嫌いでなければ、気に入っていただけるかと思います。 コー

          甘い甘いお菓子の話

          無駄遣い

          電車の中、わたしは優先席に座っていた。 左隣ではパソコン作業をしている人。 右隣はずっとラインでやりとりを繰り返している人。 この人たちは、本当にこの席を必要としている人たちなのかな、と思っていた。 途中で、赤ちゃんをだっこしている女性が乗車してきてわたしたちの前に立った。 赤ちゃんはご機嫌ななめみたい。 他の席はあいていないのかな。 座ったほうが赤ちゃんもお母さんも落ち着くんじゃないかな。 赤ちゃんの機嫌はどんどん悪くなるばかりで、お母さんは大変そうな感じがするけど

          無駄遣い

          道の向こう側から

          雨の日の外出はちょっと苦手。 片手に傘、もう片方には白杖で大変だね。 なんて言われることは多々あるけれど、個人的にはそれはあまり問題ではない。 荷物を減らせばいいだけのこと。 それよりも、傘に雨粒が当たる音によって、周囲の音が聞こえにくくなってしまうことがきつい。 必要な音が聞こえないと、方向がわからなくなったり、人、自転車、車などが近付いてくる気配も察知しにくくなる。 こんな時、方向を示してくれる点字ブロックや、音の出る信号機はとても強い味方。 先日、大雨の降る中を

          道の向こう側から

          東京都知事選が近づいてきましたが、 ある調査によると 立候補者の中で、アピールのための画像に音声の説明をつけているのは二人。 有権者に視覚障がい者をカウントしている人が二人ってことですな。

          東京都知事選が近づいてきましたが、 ある調査によると 立候補者の中で、アピールのための画像に音声の説明をつけているのは二人。 有権者に視覚障がい者をカウントしている人が二人ってことですな。

          久しぶりに新宿という都会に出た。 音が多すぎる。 たくさんの人の声や車の音、大音量で流れるCMや音楽。 もう、みんな何も聞いてないでしょ? 信号機の音も聞きにくい。 カオスでへとへと。

          久しぶりに新宿という都会に出た。 音が多すぎる。 たくさんの人の声や車の音、大音量で流れるCMや音楽。 もう、みんな何も聞いてないでしょ? 信号機の音も聞きにくい。 カオスでへとへと。

          色いろいろ

          目が見えないと、服のコーディネートとかどうするの? なんて聞かれることがよくあります。 これは人によってやり方は様々なのですが、 わたしの場合は服を購入する時にお店の方に色や柄を説明してもらい、 実際着る時に、見えていた時の記憶を頼りに他のアイテムと合わせるというパターンがほとんどです。 しかし・・・ わたしが見えていたのは30年前のこと。 時代とともに、世の中にはたくさんの色や柄の種類が増えて 単純に赤とか青では言い表せないものも増えていますね。 例えば、ピンクと言っ

          色いろいろ

          牛乳を買った日のこと

          前回は、わたしが目的地までの道がわからない時にどのように周囲の人に声をかけているかという記事を書きました。 行きたい場所に行くために|so-neco1982 https://note.com/sonec82/n/nf660a7b817d5 しかし、もともとが気の小さいわたし。 堂々と人に声をかけられるようになるまでにはいくつか壁がありました。 今回は過去のお話。 わたしが白杖を使った歩行訓練を受け始めたのは中学1年生の頃。 盲学校にはこのようなことも授業に含まれている

          牛乳を買った日のこと