ラジオから時代の変化を知る してチャリティー

今日は久しぶりにラジオの話。

ラジオ番組が好きな理由として、パーソナリティーさんのおしゃべりが楽しいのは勿論なのですが、何よりリスナーさんからのメールがおもしろい番組は最高です。

ノートに投稿しているみなさんの文章もとても素敵なものばかりですが、ラジオリスナーさんの中にも言葉巧みにおもしろいネタを送ってくる方たちがいます。
芸人さんでもないのに、よくそんなおもしろいこと書けるな、なんて感心してしまったり。

それとはちょっと話題がずれるのですが、
ときどき視覚障害を持った方からの投稿もあるんですよ。

「わたしは以前は目が見えていましたが数年前失明しました。だから、あなた(パーソナリティーさん)のお顔はわかりませんが、声の感じから女優の○○さんに似ているような気がします」
こんな感じで。

わたしは、こういう投稿がラジオで読まれることにも時代の変化を感じます。
わたしがラジオを聞き始めた30年くらい前は、ラジオへの投稿ははがきやファックスが中心でした。
だから、全盲の人は、ラジオはたくさん聞いていたかもしれないけど、番組に投稿するのは難しかったと思うのです。
点字でお便りを送っても、ラジオ側のスタッフさんたちは読むことはできないし、普通の文字に翻訳するにも労力がかかりますしね。

だけど今は、ラジオへの投稿はメールやSNSが主流です。
だから、わたしがこうしてブログを書くことができるように、ラジオにも投稿できるのです。
それに、障碍者だからという特別な話題ではなく、日常のちょっとしたネタでもメールを紹介してくれるようになってきた傾向もうれしいですね。

ちなみに、はがきが主流だった頃でも、電話リクエストなどに参加している友人はいましたよ。

ラジオと視覚障碍者と言えば、みなさんは日本放送のチャリティーミュージックソンをご存じでしょうか?
毎年12月24日の正午から25日の正午まで、音のでる信号機をはじめとした視覚障碍者の支援機器を設置したり購入したりするための募金を募る生放送番組があるのです。
パーソナリティーさんは年によって様々で、日本放送で番組をもっている方の中から芸人さんだったり、旧ジャニーズや坂道系アイドルの方たちが選ばれていますね。
社会で活躍している視覚障碍者や支援団体の紹介だったり、パーソナリティーさんが実際に白杖を使ってみたりブラインドスポーツをしてみたりなど、その時々で内容は変わります。

ラジオ・チャリティ・ミュージックソン | ラジオ・チャリティ・ミュージックソン | ニッポン放送 ラジオAM1242+FM93
https://www.1242.com/musicthon/

上記のホームページは昨年度の情報になっていますが、時期が近付くと更新されていきます。

世間には、音の出ない信号機がまだまだたくさんあります。
それに、何よりも気持ちが大事、なんて言いつつも、障碍者用の機器というのは需要が少ない分お金もかかります。
だから、このような番組を放送してもらうことで、わたしたちが生活しやすくなるための資金が集まったり、視覚障害そのものに関心を持ってくれる人が増えるのはとてもうれしいことです。

最後に、わたしが以前書いた記事で、音のでる信号機に触れているものがあるのでシェアしておきます。

その一言に救われる|so-neco1982
https://note.com/sonec82/n/n53d7c959e08a?magazine_key=ma0ad02b59822

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