見出し画像

草津の友に宛てた手紙(1通目)

草津の友へ
お元気ですか?
と言っても、わたしが君を訪ねて草津に遊びに行き、帰ってきたのはまだつい2日前のことなんだよね。
東京に戻っても、なかなか旅の興奮が冷めません。
初めて乗った、「特急草津四万(クサツシマン)」。
思ったよりシートが広くてゆったり座れたよ。
停車する駅名を聞きながら、群馬に入り、長野原草津口の駅に近づいていく感じがとてもわくわくしました。
到着して早速行った
【TEA ROOM ゆきうさぎ】
君がこのお店をブログの記事にした時、
ウサギと紅茶とスコーンの組み合わせは「不思議の国のアリス」みたいだねって話したよね。
あの時からずっと行ってみたかったんだよ。
ミルクティーは、コクがあるけどくどくなくて、最高においしかった。
カステラとスコーンを両方食べちゃったのは、ちょっと欲張りすぎたかな?
スコーンに添えてあったいちごジャムも絶品でびっくり!
お砂糖だけの甘さだけでなく、いちごの甘酸っぱい味もしっかり残っていた。
これもちゃんと手作りしてるんだよね。
湯畑に漂う硫黄の香りは、わたしは嫌いじゃないみたい。
というか、草津の源泉に近づいて硫黄の香りも強くなると、
「温泉きたー!!」
って、テンションあがっちゃったよ。
立ち上る湯気の、あつくてもわもわした感じもすきだなぁ。
ねー、この湯煙浴びるだけでも、お肌つるつるになる感じしない?
手湯に触って大はしゃぎ♪
流れる源泉をバックに、みんなで写真撮りあったりして、
なんか修学旅行みたいだと思ったよ(笑)
君の家がある場所は少し標高が高いせいか、東京の猛暑がうそみたいに涼しかった。
エアコン着いているのかと思ったら、窓から入る風だけで十分過ごしやすい部屋になっていたね。
長袖持って行って大正解でした。
そういえば、7月なのに、まだウグイスが泣いていたっけ。
梅雨の雨音をバックに聞くウグイスの声も悪くないね。
「ホー ホケキョ」は求愛の声。
「ケキョケキョ」は警戒の声。
春に里で求愛したあと、夏に山で子育てするって教えてくれた。
だけど、そろそろ子育てに入っている頃なのに、まだ求愛の「ホー ホケキョ」をさえずっていたウグイスくんの声がいじらしくて、愛おしく感じちゃった。
ウグイスの世界にもいろいろなラブストーリーがあるのかな。
だって草津の湯は、恋の病だけは治せないんでしょ?
そして待ってましたの温泉タイム。
わたしはぬるいお湯のほうがちょうどよかったけど、君はもう、熱いお湯のほうにも慣れてきたと言っていたね。
お湯の中で身体がじんわり温まって、開放されていく感覚が最高に気持ちよかった。
強めの酸性で、殺菌作用もある草津の湯。
ねー、やっぱりお肌つるつるになったと思うんだけど、気のせいなのかな(笑)
冬は露天風呂で雪見ができるね。
温泉の熱が身体にしみこんで、湯上り後も1時間以上はぽかぽかしていました。
とにかく初日から大満足。
どんなお店に行って、どんなもの食べて、どんな風景を見たのかは、多くの草津温泉ファンの方々が写真も添えてわかりやすく伝えているブログがたくさんあると思うんだ。
だけど、わたしはそういうのが得意じゃないでしょ?
それでも、くさつがとっても魅力的な場所で、わたしがどんなに満喫したかをどうにか伝えたくて、思い出を手紙に書いてみることにしました。
伝わってくれるかな。
長文になってきたので、今日はここまでにしておくね。
また今度、続きのお手紙を送ります。
じゃあまたね!
追伸: 夜の静けさがとても心地よかったです。テレビもスマホもほったらかして、時間の流れる音だけ聞いていたらあっという間に寝落ちしたよ。
※参考HP
草津温泉 TEA ROOM ゆきうさぎ
https://yuki-usagi.info/index.html
源泉 | 湯Love草津(草津温泉観光協会ホームページ)
https://www.kusatsu-onsen.ne.jp/onsen/source.php
此処にいる時間は誰しも、紛う事なき乙女♪「TEA ROOM ゆきうさぎ」|ミドリカワアスカ
https://note.com/moride_tada_hoee/n/n3db7f230bf5e?magazine_key=mf44e2b11b73f
音痴だけどかわいいよ|ミドリカワアスカ
https://note.com/moride_tada_hoee/n/n99e0f1df461a

この記事が参加している募集

#一度は行きたいあの場所

54,500件

#わたしの旅行記

1,824件

たくさんの方にお読みいただけるとうれしいです。 記事のマガジン登録やシェアをしていただけますと幸です。