【牡羊座の君へ】 星座の神話セラピー
【前書き】
内向型の人向け「神話セラピー」
*
いわゆる「星占い」ではありません。
星座の神話を、只のおとぎ話とせず、そこから見えてくる比喩(メタファー)を象徴や、言葉遊びを交えて解釈します。
自分はそういう星のもとに生まれているんだと知り
神話から勇気を受け取ってください。
内向型のあなたには受け取る能力があります。
「これから運勢どうなる?」というより
「この人生をどう生きる?」というヒントになれば幸いです。
よりあなたが自分らしく行動でき、選択できるように願って
【牡羊座のギリシャ神話】
プリクソスという青年と、妹のヘレは
継母であるイノから疎まれていました。
継母イノは、プリクソスとヘレを亡き者にしようと企みますが
ゼウスが遣わした黄金の羊に助けられ、背に乗って逃げます。
しかし、妹のヘレは途中で海に落下し、溺死してしまいます。
妹を喪ってしまいましたが、黄金の羊とともにコルキスという国まで逃げきります。
その後、ゼウスに羊は捧げられ星座に
黄金の毛皮はコルキスの王に捧げられました。
その後「アルゴナウタイの冒険」というギリシャの冒険譚にて、
黄金の毛皮を、秘宝として探し求めるアルゴー船の英雄達の物語の発祥となります。(アルゴー船はプリクソスの息子が作った船)
【犠牲と献身】
「羊」は、主君への捧げ物、生贄にまつわる話が多く残っています。
生贄という一見穏やかではないキーワードから、とても大切なメッセージを感じ取ったので、この記事で発信します。
何事にも力強く献身的であるがゆえに
自分を犠牲にしてもいいという気持ち。
自分を捧げてもいいといえる人や夢、目標との出会いに注目します。
この人のためなら
夢のためなら
そういうものに出会うことで、何度でも、どこまでも才能が伸び続け
遂には自身が秘宝のような存在となる。
自ら生贄になる覚悟を持つ星。
「生贄」とは、生まれ変わるためのプロセスです。
*
「迷える子羊」という言葉があるように
羊は子供をも意味します。
古代では、人間の子供を生贄する文化があり、子羊が取って代わったという話があります。
「羊水・羊膜」などの出産に関わる言葉も、生贄(命)を捧げる聖杯から転じています。
子宮は胎児(両親が献身した命)を育む聖杯と言えるでしょう。
羊はただの獣ではなく「命」のメッセージを含む大切な概念です。
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一見関係ないと思えることも、すべて牡羊座に内包されます。
何か心にひっかかったものは、あなたの中にもあるものです。
すべてが「あなたの内側の物語」です。
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目次
【漢字で見る羊】(神話を語る文字)
【あなたの後に続く物語】(心からの気持ちに従う)
【役目の生まれ変わり】(残りの人生を捧げたいと思えること)
【女性性を忘れてないか?】(潜在意識のサポート)
【おまけ】(羊とは情熱の炎が交差する場所)
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