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CTOにお会いしてきた(5) 株式会社スペイシー 吉田和矢さん 「クラウドワークから腕一本で挑戦するナマケモノ志向CTO」

こんにちは。
日本経済新聞社で「SOLMU」のプロジェクトマネージメントをしている吉村です。好きなマンガはキングダム、「チームメイク」はキングダムから学べると思ってます。

「CTOにお会いしてきた」第5弾

CTOなどテック部門を率いている人にお会いしてインタビューを行い、キャリアや出会いについて伺う連載の第5弾となります。マガジンも合わせてよろしくお願い致します。

今回は、社員とつながりのあった株式会社スペイシーの取締役/CTOの吉田和矢さんにインタビューをさせて頂きました。2013年創業のスタートアップです。

Q.貴社の業務内容を教えてください。

スペースマッチングのサイトを運営しています。Airbnbの会議室バージョンと捉えていただけるとわかりやすいです。
この会議室(取材させていただいた場所)もスペイシーで貸し出しています。スペースによってスペックに差があります。余談ですが、Wifiなど設備があるほど売上は上がります

Q. 貴社のCTOとしての役割を教えてください。

開発の取りまとめを行っています。ただ、現在もコードは書いていますし、採用や広報なども行う、プレイングマネージャーですね。ほかにも採用や広報なども担当しているのでCTO以外の役割も担っています。

Q. エンジニアになった背景をお聞かせください。

中学生の頃からゲーム開発をしたくてプログラミングを学びました。ゲーム作りはその後も続けていましたが、20歳くらいになってようやくゲームは作るものではなくプレイするものだと気づきました笑

現在は6社目で、1社目は中規模のシステム開発会社で2年半ほどエンジニアをしていました。
結婚を機に少し大きな安定性のある会社に就職しようと思い、2社目に社内SEの会社を選びました。しかし意思決定の遅さから、すぐに1社目に出戻ります。そこから勤怠管理系のシステムを開発していました。

3社目は、Blue-rayを開発するベンチャーに誘われました。Blue-ray上でjavaを動かせたこともあり、システム開発部長のポジションで入社しました。大手レコード会社に納品もしていましたが、Blue-ray市場自体が伸びずに、この会社は吸収合併されることになります。合併先は人材派遣会社であり、やりたいことと合わず、最終的にフリーランスになる決意をしました。

Q.スペイシーを選んだ理由は?

3年ほど前は、受託開発をする個人事業主として活動していました。昔の繋がりに頼らずに自力で新規開拓をしていました。クラウドソーシング上でスペイシーからたまたまアプリ開発案件を受けたのがきっかけで、スペイシーの代表の内田と知り合います。
自身のポリシーとして、クラウドワークで開発を請け負うときは、クライアントと直接会うようにしています。顧客と会いたがらないエンジニアも多いですが、自分は会って直接話す方が、話が早いと感じます。

内田の目指しているビジョンに共感し、入社を決めました。受発注の関係であるのにも関わらず、初回にたくさん話してもらえたのが良かったですね。フリーランスから社員第1号になり、そして今のポジションに至ります。エンジニアとしては社員第一号でしたが、手に職もあるし、不安は感じませんでした。

Q. 元々起業やCTO就任への興味はありましたか?

今後のキャリアプランを描くタイプではありません。ただトップは一番大変だと感じていており、なりたくはないですね。

Q. 開発部長になり、現場エンジニアと違いはありますか?

3年目くらいからプレイングマネージャーとして働いていました。現在の業務内容と比較しても、コードを書く時間が減った以外では、大きな変化はありません。

Q. 開発部長になって新しく勉強した分野はありますか?

請負でやっていた頃は、アサインされた仕事ごとにビジネスドメインの知識や実装方法など学ぶことが多かったです。今のポジションでも新しいことが色々あり、日々勉強ですね。

Q. エンジニアの組織作りについてお聞かせください。

今の規模だと管理はあまり意識しておりません。やりたいことの方向付けを行い。あとは個々の裁量にお任せしています。現在の開発メンバーは4人で、多い時期でも7人くらいです。現在、フルコミットメンバーは2名ほどで、開発リソースが足りなくなってくると外部から補っています。
ただ、資金調達の目処がついた今、組織づくりを本格化したいと考えています。

Q. キャリアを変えた出会いやきっかけはありましたか?

強いて言えば、フリーランスになった時が、強い意志をもって活動していました。それまでの会社が大きくなったり、しがらみが出てきたのでフリーランスになりました。昔の人脈を使わずに仕事をするなど、全部自分の力で切り開いてく楽しさがありました。

Q. 優秀なエンジニアの定義とはなんでしょうか。

ナマケモノです。
要はめんどくさいことを事前に解決しようとして、後々楽をしたいエンジニアです。繰り返し作業はめんどくさいから、今のうちに自動化しておこうという思考を持つ人は優秀だと感じます。そういうものを少しずつ作っておくと技術も上がっていきますね。

Q. 現在勉強している内容はありますか?

AIを勉強しています。ダイナミックプライシングなどの部分にAIを入れることができないか検討中です。スペイシーパスというサービスも展開しており、顔認証のテクノロジーを利用しており、応用の可能性を模索しています。

Q. エンジニアの醍醐味とは何でしょうか。

思っていたものが形になる、無いものを作り出して動くところがやはり面白いです。コードを書く機会は減りましたが、ディレクターとして組織でサービスを作るところは同じだと感じます。でもやっぱりコードは書きたいですね笑

Q. SOLMUを使って会いたい人はいますか?

普段の仕事や既存の人脈では絶対に会えないような、面白い(少しぶっ飛んだ人も含めて)方にお会いしてみたいです。

Q. 最後に告知がありましたら、よろしくお願いします。

エンジニアを中心に様々な職種の方を募集しています!


以上です。取材をお受け頂きありがとうございました。

フリーランスの方もSOLMUを通じて、ミッションや方向性に共感できる仲間との出会いをサポートできればと考えています。

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