見出し画像

【事例公開】採用プロモーションの核となった「縦型ショート動画」- 提案から制作プロセス&Tipsを大公開 -

採用プロモーションにおける「縦型ショート動画」の活用事例をお伝えします!

縦型ショート動画とは、スマートフォンを「縦」にしたままフルスクリーンで視聴できる短尺の動画のこと。TikTokやInstagramのリール、YouTubeショートなど、活用メディアは増えています。

今回はその縦型ショート動画を、採用プロモーションで活用した事例をお届けします。採用プロモーションのゴールは、採用候補者に企業の魅力を伝え、企業を選んでもらうことです。

このnoteでは、その手段として縦型ショート動画をおすすめします!ぜひ一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか?


採用活動・プロモーションに「縦型ショート動画」が効く理由

採用動画は採用プロモーションに欠かせない存在

昨今の企業の採用活動や、学生の就職活動はオンラインが主流。そのなかで企業の魅力を伝えきるには、採用動画の活用は欠かせません。

とある調査では、

  • 約7割の就活生が採用動画視聴後に志望度UP

  • 約4割の就活生が選考参加や内定承諾の決め手になった

と回答しています。

採用動画は、企業選びの判断軸になっているともいえそうです。

引用:22卒を対象にした就活生の採用動画視聴に関する調査リリースを実施しました | 動画制作・映像制作会社なら株式会社プルークス(東京でトップクラスの実績)

採用動画を縦型ショート動画でつくる

採用動画のなかでも、ユーザーが右肩上がりで増加しているのが「縦型ショート動画」です。

🎥地方企業や中小企業でも、TikTokを活用しているケースが多く見受けられます。

三和交通@TAXI会社 (@sanwakotsu) オフィシャル| TikTok
三陽工業株式会社【公式】おじさんTikTok (@sanyoukougyou) オフィシャル
ファインズたけだ/Fines Takeda (@fines_takeda) | TikTok
株式会社NIDS (@nids__official) | TikTok

動画では、テキストや写真とは違い、生の声や気持ちを伝えることができます。

また、ショート動画であれば、情報を短い尺でテンポよく伝えられ、企業の雰囲気や社員の人柄などの理解促進に役立つのです。

事例|人×仕事内容にフォーカスしたUGC動画でユーザーの反応率が向上

では、ここから実際にソウルドアウトでご支援した事例を紹介します。ブランドリユースビジネスを展開する株式会社コメ兵さまの採用動画を制作しました。

🙇‍♀️以前、インタビューにもご協力いただきました。

コミュニケーション設計は、「誰に・何を・どのように」伝えるのか

まず最初に決めるのが、「誰に・何を・どのように」というコミュニケーション設計です。どういったコミュニケーション展開であれば、求職者のインサイトにアプローチできるのかを考えます。

【誰に】(ターゲット像)
人事の方との会話や現場社員へのインタビュー、転職求人サイトの口コミなどを参考に、解像度を高めていきました。
インタビューでは、入社理由や入社後のエピソードを伺い、改めて当事者の話を聞く重要性を感じました。

  • 求める人材

    • 職種:買取査定スタッフ

    • 年齢:20~30代男女

    • 接客の経験あり

    • ファッションやブランド品に興味関心がある

【何を】(伝えるべきメッセージ)

  • 求人の特徴

    • どのように成長できるのか?どのような能力を得られるのか?

    • 未経験者歓迎の求人である

  • 働くメリット

    • 競合他社と比較したときの強み

    • 福利厚生

    • 定着率・離職率 など

【どのように】
「人×仕事内容」に焦点を当てることを軸として、様々な角度から企業の魅力を知ってもらうべく、各メディアの特性に合わせて動画を制作しました。

  • YouTube インストリーム(横型・長尺)

目的:社員への「憧れ・信頼・かっこよさ」を見せブランドイメージ定着を図ること
制作物:インタビュー動画

  • TikTok・YouTube Shorts(縦型・短尺)

目的:ユーザーの「不安解消や自分ごと化」を図ること
制作物:縦型ショート動画
➡本音に焦点を当てて手触り感が残るよう、スマホで撮影

実際に制作した縦型ショート動画

TikTok・YouTube Shorts(縦型・短尺)用に制作した動画を紹介します。

「不安解消や自分ごと化」につながるよう、UGC風の動画を制作しました。
内容は、「社員への突撃インタビュー」「1日に密着」「店舗内の紹介×求人条件」「適職診断」「Vlog風」など。社員が楽しく働く様子や職場の雰囲気を伝えます。

◤ 制作した動画の一部です!◢
🔗社員への突撃インタビュー

💡結果
今回KPIとしていた応募フォームへの流入数は、目標を超えました!
今後の課題としては、いかに実際の応募までつなげるか、です。

では、次の段落から制作の流れやポイントをお伝えします!実際の撮影までに実施したタスク表の一部をお見せします。

動画制作の流れ(撮影までにすべき準備物)

①タスク表

▲イメージ

1. 全体スケジュールの提示
撮影、編集、納品までのスケジュール
2. 出演者についての相談
出演者がいる場合、選定しやすいようイメージする人物像を伝えておく
3. 出演者への事前インタビューについての相談
日時、質問内容
4. 撮影の詳細について相談
場所、日時、小道具など・・・
5. ロケハンについて
場所、日時など・・・
当日の担当者の連絡先など
6. 動画構成案
7. 撮影当日についての確認
香盤表で当日の動き
小道具、出演者個人の準備物
撮影前に機材を準備できる場所があるか


②撮影カット

撮影当日に迷って時間を無駄にしないよう、必要なカットを決めておきます。

▲イメージ
時間を無駄にしないよう、かなり細かく決めていました。

撮影は2日間、開店前~夕方までの時間を使い、YouTube インストリーム(横型・長尺)7本と、TikTok・YouTube Shorts(縦型・短尺)9本の合計16本の撮影を実施。

▲店舗スタッフの皆さまにご協力いただきました
▲撮影の様子

💡【採用×縦型ショート動画】クリエイティブTips

▍表現のTips

  • 経験語り、質問、Vlog風などUGC感のある表現や素材を使用

    • 例えば中途採用の場合、Vlog風で転職に成功した人目線の動画を作成。転職後の日常を想起でき、成功イメージをもってもらう

  • 冒頭で、ターゲットを特定

    • 「〜の方を探しています」といった表現で自分ごと化、目に留めてもらう

    • 今回の場合だと、「接客業が好きでキャリアアップしたい人」など

  • サービス名は、冒頭から表示させて信頼感を醸成

  • 人物を登場させるほうが試聴につながるアテンションを得やすい

▍素材(訴求内容)のTips

  • 好条件を複数見せる

    • ターゲットの反応が良さそうな条件を複数見せて興味を引く

    • 収入など具体的な数値があれば、さらなる意欲アップに!

  • ハードルを下げる条件を入れる

    • 未経験OK、在宅OK、研修ありなど、ハードルを下げる条件があれば入れる

▾過去に執筆した記事でも、縦型ショート動画制作Tipsを紹介しています!

さいごに

ここまでお読みいただきありがとうございました!

昨今の採用活動のトレンドとして縦型ショート動画の活用は必須です。

ソウルドアウトでは、動画の制作から運用、その後の分析・改善までを一貫してサポートします。採用プロモーションに限らず、縦型ショート動画の制作、配信などご相談をお待ちしております!

お気軽にご相談ください!

[ 執筆 ]
佐藤 萌生(さとう もえな)/クリエイティブ本部 クリエイティブスタジオグループ
2019年新卒入社。クリエイティブ部でディレクターとして、動画やバナーのディレクションをしています。休日はドライブしたり、猫に癒やされたりして元気をチャージしています!

▾以前もショート動画に関する記事を執筆しました!


縦型動画を専門に研究・導入推進を行なう組織「TATE-AGE(タテアゲ)」を発足しました!
(立ち上げメンバーへのインタビューは、こちら

👇 「#縦型動画」に関する記事はこちら

👇 バナー・動画・LPなど、クリエイティブにまつわるTipsはこちらのマガジンにまとめています


ソウルドアウト公式noteでは、週に1~2回ほど、デジタルマーケティングに関する情報をお届けしています!
ぜひ、フォローをお願いします🔥

みんなにも読んでほしいですか?

オススメした記事はフォロワーのタイムラインに表示されます!

デジタルマーケティングに関するご相談・お問い合わせはこちらからお願いします🔥