ミュージシャンがアウトドア会社を興す起業記録  1

ありがたいことに音楽という世界で仕事を続けられてかれこれ20年。
山が無かった訳では無いけど、どうにかこうにか乗り越えて今までやってこれました。

著名なアーティストや歌手の方をベースという楽器ひとつで支えて全国は5周は廻ってきたと思います。

ここではそんなベーシストがなぜアウトドアの会社を興そうと思ったのか、幾つかに分けてお話ししていきます。

当時は音楽で仕事をして生計を立てていくなんて夢のまた夢のような話でしたが、諦めなかった結果だと思っています。

面接も履歴書も、さらに求人広告も無い世界で仕事をしていくことについて、各ミュージシャンそれぞれやり方はあったと思いますが、自分が行ったやり方について起業話の前にお話しをしておきたいと思います。少し生い立ちから。

神奈川県鎌倉市という場所で音楽好きな両親に生まれ、兄の影響で4歳からピアノをなんとなく弾き始めたのが音楽ライフのきっかけでした。

山奥で平屋で借家。両親が借り際、大家さんが「ここはもう壊そうと思っていたんだけど」と言ってた古い家で夏の家の中は虫祭り。半分野良猫の飼い猫が毎日何かしら咥えて土産を持って帰ってくるような環境でした。

決して裕福な家という訳ではありませんでしたが、やりたいことは何でもやらせて貰え、両親には感謝しかありません。

一段下に住む幼馴染のお宅の庭で夏休みは毎日のように外で火を焚いてご飯を焚いたり、大鍋の味噌汁を頂いたり、と外遊びが大好きな子供でした。ついでに加えておくと、外が好きすぎて夜になっても山から帰らず警察が探しに来たことも(笑)

優しい先生の元でピアノを習ったお陰で楽しくて毎日寝るまで弾いていた記憶。

そこから音楽ライフが始まります。その後夢の日本武道館で演奏する機会を何度も体験できるとは思いもせず。

次号に続く




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