手間の先
細めの杭で地面に穴を開けて、木の杭を刺す。
一本一本形の違う杭を、しっかりと掴んで思いっきり刺す。
思いっきり刺さないと風で倒れてしまう。
「やってみるか?」と声をかけてくれてやらしてもらった。
思いっきりやると穴から外すし、コントロールを意識すると全然差し込みが甘い。
二人が笑いながらこうやるんだよって、思いっきりやって見本を見せてくれる。
本当にビクともしないくらいしっかりと刺さってる。
続けて自分もやり続けてると、だんだんとできるようになってきた。
だけど今度は真っ直ぐ入らず、少し曲がってしまう。
この作業を約千本分。手作業で。
守ること、その手間、そして見える景色、おかげさまの美味しさ。
どれも本当に素晴らしくって、美しくって、
いただいたお米は、今までに味わったことのない程美味しかった。
是非みんなにも一度大蕨のお米、食べてほしいなって思うし、
自分の気にいるお米を見つけてくれたらなって思う。
そしてオススメを教えてくれたりしたらとっても嬉しいなって思う。
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