新たな目標　f

ゴキ７位入賞。インターハイから戻り数日がたっていた。井上がインターハイで入賞した為、国体はない。新たな目標は見つからないままでいた。

国体最終予選

インターハイが終わり夏休み終盤に国体最終予選という試合がある。昨年は小島さんが優勝し、国体に出場した。

国体は各都道府県から1種目1人しか参加できない

小島さんは走る前から国体に決まっていた。それはインターハイ終了後、比較的すぐ行われる大会の為、疲労による怪我などを考慮し入賞した選手は優遇されるのだ。その為、インターハイ入賞＝国体。今年の井上も同じだ。

？？？

そんなある日。知らせは突然やってきた。井上が入賞しているにも関わらず国体最終予選で勝利した方が代表になるというものだった。一筋の光がみえた。

井上にリベンジだ

なぜそうなったかは分からない。一説によると、とっつぁんがコッシー（越川先生・成田高校）に頭を下げたとか、逆にコッシーから提案してきたとか、真相は未だに知らない。

決戦前夜

今でも少し覚えている。寝付けなかった。それはワクワクした春と違っていた。全国で入賞した井上に自分は勝てるのだろうか。そんな風に思っていた。

ー　続　ー

おまけーヒイロー

春の県高校総体が終わってからの陸マガ。この時は10年後に・・・。夢にも思っていなかっただろう。※未了承