マガジンのカバー画像

つれづれ

7
運営しているクリエイター

記事一覧

爪を切るとき、生を実感するとき。
時間性、身体性をもっとも顕著に表している。
(自らの手で切るという所作において散髪とは異なる)

ひとりでいるのは好きなのに、
孤独でいるのは好きでない。

後悔に似たナニカ

後悔に似たナニカ

知らない方が良かった。って往々にしてある。

知らないまま生きていく方がいいのか。知った上でさらなる高みを目指して際限なく情報を欲するのか。

正直前者の方が幸せになる確率は高い。後者は常に劣等感や置いていかれていく感覚に苛まれるだろう。定量的な観点から評価した場合は後者の方が総合的な能力が優れているなんて事はざらだろうが。幸せというのは個人の価値観なので俯瞰して比べて見ることは本質的に不可能だし

もっとみる
映画館

映画館

僕は映画を見るのが好きだ。
とくに映画館で観るのが。

なぜだろう。

暗闇という非日常性。
音響による臨場感。

これらも僕を映画館へと誘う理由なんだろう。

ただ、それだけではないことに数年前から気づいていた。そしてようやく今回言語化できた。(気がする)

それは、

あらゆる人々が一定時間映画を見ること以外の行動を制限されるという絶対的な制約の存在。

それから生み出される虚構的平等。

もっとみる

日常妄想電車

しばらく間が空いた。
就活してた。無事終わった。ふう。

就活中、移動でよく電車に乗っていた。
僕は電車が好きだ。電車の中という空間が。

この前書いた映画館のそれに似てるかもしれない。

目的地に行く、という目的のために、あらゆるバックグラウンド、境遇にある人が絶対的に同じ空間に存在させられるという特殊性。

うーー、なんでこんなことにフェチズムを覚えるんだろう。自分でも気持ち悪いや。

で、電

もっとみる

僕が夏が嫌いなワケ

嫌い、はいいすぎた。

「あんまり好きじゃない」、くらいかな、他の季節に比べると。

これを人に言うと、

「え、意外」
「夏、いいじゃん、なんで?」
「遊べるし最高なのに!」

みたいな反応をされる。80%くらい。

ほう、そんないみんな夏が好きなのか。

各季節に対する僕の印象はこうだ。

春は、寒かった冬もおわって、これからだんだんあったかくなっていく。花も咲きだすし、これから何かが始ま

もっとみる

パラレルワールドラボストーリー

夜が更ける。

リセットされずに訪れる朝。

この世界は、昨日の続き?それとも今日?

「寝て起きる」という境界線を失った世界は、違う惑星に来たかのようにふるまう。

2度目の夜は睡魔の夜。

寝よ。