僕が夏が嫌いなワケ

嫌い、はいいすぎた。

「あんまり好きじゃない」、くらいかな、他の季節に比べると。

これを人に言うと、

「え、意外」
「夏、いいじゃん、なんで?」
「遊べるし最高なのに!」

みたいな反応をされる。80%くらい。

ほう、そんないみんな夏が好きなのか。

各季節に対する僕の印象はこうだ。

春は、寒かった冬もおわって、これからだんだんあったかくなっていく。花も咲きだすし、これから何かが始まるって感じがして好き。
秋は、暑い夏も終わって、また過ごしやすくなる、食べ物も美味しい季節だし、迫り来る冬への寂寥感めいたものもあってエモい。
冬は寒いけど、服とかマフラーとかいろいろおしゃれできるし、何より寒い外から暖かい部屋に入ってぬくぬくするのが超気持ちいい。我慢すればあったかくなるっていう希望を抱きながら過ごせるのもいい。

で、夏は、まあ楽しい人は楽しいと思うし自分も全く享受してこなかった訳じゃないんだけど、

その期待感の裏返しというか、絶望感めいたものを感じてしまうのよね。

「めちゃめちゃ楽しみにしてたのに蓋を開けてみたら意外とそんなに楽しくなかったゲーム」「憧れのあの女の子とついに付き合えることになったけどいざ付き合うと趣味嗜好が全然合わなかった」みたいな感じだろうか。欲しかったものを手に入れた後のあの微妙な感じを夏に感じてしまう。

やっぱりというかなんというか、振り返ってみると、夏にいい思い出、楽しかった思い出、みたいなのがあんまりないんだよな。周りが抱くような期待値に見合った”いわゆる”夏を過ごせて来なかったのかも。

小学校から大学までずーーっと夏休みは部活だったし、
その部活の合宿とかでも「暑さに強くなるためだ」とかいって冷房のついてないクソ暑い部屋で寝させられたり(家でもやってた)、(最近話題ですね)
大きな怪我したり、ってね。

でも、過ぎた過去はどうすることもできないし、これも経験として自分の中では大切にしたい記憶。

で、何がいいたいかというと、残りの人生、ずっと夏を楽しめないままだったらすごく損だと思う(人生の25%を楽しめないことになってしまう)ので、積極的に楽しんでいきたいし、なんか面白そうな企画とかあったら誘ってください、というお話。。


夏に対するこの感じ、わかってくれる人いないかなあ。


誰か、夏、好きにさせてよ。


So-ro

#夏 #エッセイ

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