初見で衝撃を受けた映画8作品(ネタバレ無し)

個人的に初めて鑑賞した時に衝撃を受けた映画作品を紹介したいと思います。かなり定番のものが多いですが、もし観たことがない作品がありましたらぜひ鑑賞してみてください。

もののけ姫

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1997年公開の宮崎駿監督作品。
公開当時劇場で2回、時間が経ってからカナダの映画館で再上映で観る機会がありましたが、上映終了後カナダの劇場では拍手が起きていました。その暴力的かつ手書きでしか出ない質感のある美しい映像、またアクションの躍動感が衝撃的でした。公開から27年経ちましたが、自然破壊による地球温暖化などは改善せず悪化の一途を辿っており、複雑な気持ちになります。

シャイニング

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1980年公開のスタンリー・キューブリック監督作品。
この映画はDVDをレンタルし、暗くした部屋で1人で見始めたのですが、あまりに不気味で怖くなってしまったので途中で家族のいるリビングに移動してやっと最後まで観ることが出来たほどでした。
主演ジャック・ニコルソンの怪演もさることながら、不自然なほどのシンメトリーのショット、サブリミナル的に差し込まれる映像などの効果で、何かが突然出てきたり、気味悪い見た目のものが出てきたりはしないのですが、何か様式美から滲み出る恐怖感に衝撃を受けました。

マトリックス

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1999年公開のウォシャウスキー兄弟監督作品。
とにかくワイヤーアクションやCGを駆使したスタイリッシュな映像が斬新で、またMarilyn MansonやRage Against The Machineなどをフィーチャーした音楽も当時思春期を過ごしていた方々は記憶に残っている方も多いのではないでしょうか。AIが人間を支配しているという設定も公開から20年以上経った現在、更に現実味が増していることもあり今見ても全然古さを感じない作品です。

セブン

https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Seven_logo.png

1995年公開のデヴィッド・フィンチャー監督作品。
キリスト教の七つの大罪になぞらえた猟奇殺人を2人の刑事が追うというストーリーですが、その凄惨な映像、特に最初の殺人現場のシーン(どうやったらあんな残酷なことを思いつくのか…)、またストーリーのあまりの残酷さに衝撃を受けました。正直あまり何度も観たい映画ではありませんが作品としては傑作だと思います。

プライベート・ライアン

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1998年公開のスティーヴン・スピルバーグ監督作品。
なんといっても冒頭のオマハビーチ上陸の映像のリアルさ、リアル過ぎてPTSDを患う退役軍人の人が鑑賞した際、フラッシュバックに苦しんだという逸話があるほどの映像です。公開から20年以上経ちますが、個人的には今だにこの作品を超える戦争映画は観たことがありません。

インセプション

https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Inception-wordmark.svg

2010年公開のクリストファー・ノーラン監督作品。
これは衝撃を受けた人もたくさんいるかと思いますが、まず夢に侵入するというコンセプトの斬新さ(日本のアニメーション作品パプリカもインスピレーションの一つとされています)、そしてそのコンセプトを再現する映像が衝撃的でした。劇場で初めて観た際は頭がフル回転しなんとか何が起きているか必死に理解しようとしていた思い出があります。

インターステラー

https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Interstellar-logo.jpg

こちらもクリストファー・ノーラン監督作品、2014年公開作品。
インセプション同様これでもかと張られた伏線、またその回収が、圧倒的なスケールで描かれます。とくに印象深かったのが時間という唯一絶対取り戻せないもの、それを失った残酷さを描くシーンでした。あらゆる映像技術を駆使していますがこういった重要なシーンは俳優の演技で見せる点も素晴らしい作品です。

マッドマックス 怒りのデスロード

https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Mad_Max_Fury_Road_logo.png

2015年公開のジョージ・ミラー監督作品。
今年シリーズ最新作フュリオサが公開されましたが、やはりこの怒りのデスロードの説明はいらない、とにかく興奮する映像の連続には度肝を抜かれました。劇場で複数回観た人も多いかと思います。ストーリーとしては行って帰ってくるだけですが、プラクティカルエフェクトとVFXを駆使した映像が、とにかく衝撃的です。白黒バージョンがあるというのを最近知り、どこかで劇場公開しないかなと密かに願っています。

振り返ってみると90年代と2010年代の作品が多くなりましたが、思えば70年代はアメリカン・ニューシネマで新しい作品が出ていた時代ですし、映画は20年の周期で革新的な作品が出てくるのかもしれないと思いました。(次の周期は2030年代?)
以上少しでも共感、また次見る映画作品選びの参考になれば幸いです。

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