風景のレシピ #57 “歩道橋”| nakaban 3 創元社note部 2023年4月29日 15:25 「旅と記憶」を主題に絵を描いている画家のnakabanさんが、風景画の制作過程をレシピ化するこころみです。序文はこちら。風景のレシピ #57 “歩道橋”調理時間:5時間 材料:歩道橋:ひとつ古びた鉄の仕切り:一枚線路:数本電車:1、2編成ビル街:適宜樹木、雑草:適宜1.季節や時間帯がよくわからない不思議な空間をひろげる。2.空間の奥の方に歩道橋を渡す。 歩道橋の下に線路を敷き、列車を並べる。 鉄道の敷地の境界には古びた鉄の仕切りを立てる。 工事の際に用いた仕切りをそのまま…という風に。3.歩道橋の側面には何かの標識のようなものを掲示する。 橋の上に実際に立ち、周囲の音に耳を澄ます。4.向こう側には栄えたビル街をつくり、木を少々植える。 できあがり。調理のコツ*歩道橋の上からでないと得られない都市の風景を思い浮かべる。歩道橋に取り付けられた何かの標識鉄の仕切りに伸びる蔓草昼のような夜のようなビル街できあがり。クリックすると拡大して見られます。◎プロフィールnakaban (なかばん)画家。絵画、書籍の装画、文章、映像作品、絵本を発表している。新潮社『とんぼの本』や本屋「Title」のロゴマークを制作。著作に『ダーラナのひ』(偕成社)『ことばの生まれる景色』(辻山良雄との共著、ナナロク社)『窓から見える世界の風』(福島あずさ著、創元社)など。好きなことは果樹栽培、ポストカード収集、そしてもちろん絵を描くこと。本を読むのが遅い。広島市在住。www.nakaban.com★「風景のレシピ」マガジンページはこちら ダウンロード copy #写真 #イラスト #絵 #創作 #レシピ #風景 #建築 #美術 #画家 #鑑賞 #風景画 #創元社 #nakaban #風景のレシピ 3