風景のレシピ #61 “TREE HOUSE”| nakaban 4 創元社note部 2023年5月14日 21:21 「旅と記憶」を主題に絵を描いている画家のnakabanさんが、風景画の制作過程をレシピ化するこころみです。序文はこちら。風景のレシピ #61 “TREE HOUSE”調理時間:4時間材料:針葉樹林:一帯朝の光:たくさんツリーハウス:一軒梯子:一台鳥の声:適宜鉢植え:ひとつ1.朝露をよく含ませた朝をひろげる。2.無数の針葉樹を植え、朝の光をふりかける。 樹間から漏れ聞こえる鳥たちの歌を聴く。3.多くの木を利用して足場を組む。 釘は使わないように工夫する。4.足場の上に家を組み上げる。窓やドアを忘れないように。 ドアの前に都会から運んで来た植木鉢をひとつ置く。 デッキに穴を開け、梯子をおろす。5.暫くの時の間を置き、森の苔で家が覆われたら、できあがり。調理のコツ*ツリーハウスから眺める早朝、日中、黄昏、夜を想像しながら。苔に覆われた針葉樹の幹覗き込みたくなるような窓フィトンチッドに満たされた森の空気できあがり。クリックすると拡大して見られます。◎プロフィールnakaban (なかばん)画家。絵画、書籍の装画、文章、映像作品、絵本を発表している。新潮社『とんぼの本』や本屋「Title」のロゴマークを制作。著作に『ダーラナのひ』(偕成社)『ことばの生まれる景色』(辻山良雄との共著、ナナロク社)『窓から見える世界の風』(福島あずさ著、創元社)など。好きなことは果樹栽培、ポストカード収集、そしてもちろん絵を描くこと。本を読むのが遅い。広島市在住。www.nakaban.com★「風景のレシピ」マガジンページはこちら ダウンロード copy #写真 #イラスト #絵 #創作 #レシピ #風景 #建築 #美術 #画家 #鑑賞 #風景画 #創元社 #nakaban #風景のレシピ 4