風景のレシピ #52 “Airport”| nakaban 9 創元社note部 2023年3月29日 13:50 「旅と記憶」を主題に絵を描いている画家のnakabanさんが、風景画の制作過程をレシピ化するこころみです。序文はこちら。風景のレシピ #52 “Airport”調理時間:5時間 材料:アスファルトの地面:一面飛行機:数機リムジンバス:一台タラップ車:一台その他の車:適宜その他設備レーダー、誘導灯etc.:適宜ターミナルビル:数棟手荷物:数点1.よく整備された旧式の飛行機を一機配置する。 飛行機の扉を開けてタラップ車と接続する。2.アスファルトで覆われた空港の敷地を彼方まで拡げ、 さらに数機の飛行機を配置する。 向こうと手前を囲むように空港のターミナルビルを建てる。 温度を上げ、アスファルトの地面に陽炎を立たせる。3.リムジンバスや荷物車などを配置する。4.すぐ手前にターミナルビルの窓枠を設け、旅人の手荷物を並べる。5.構内のざわめき、放送などが聞こえてきたら、出来上がり。調理のコツ*すでに出発してしまった旅人の特別な気持ちになる旧式のプロペラ機可愛い空港の自動車たち滑走路を眺める手荷物できあがり。クリックすると拡大して見られます。◎プロフィールnakaban (なかばん)画家。絵画、書籍の装画、文章、映像作品、絵本を発表している。新潮社『とんぼの本』や本屋「Title」のロゴマークを制作。著作に『ダーラナのひ』(偕成社)『ことばの生まれる景色』(辻山良雄との共著、ナナロク社)『窓から見える世界の風』(福島あずさ著、創元社)など。好きなことは果樹栽培、ポストカード収集、そしてもちろん絵を描くこと。本を読むのが遅い。広島市在住。www.nakaban.com★「風景のレシピ」マガジンページはこちら ダウンロード copy #写真 #イラスト #絵 #創作 #レシピ #風景 #建築 #美術 #画家 #鑑賞 #風景画 #創元社 #nakaban #風景のレシピ 9