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9/25開催レポート②「社会貢献の新しい関わり方会議」

9月25日(日)に開催した『社会貢献の新しい関わり方会議』
レポート②では、特定非営利活動法人メディアージの漆田さんの発表から団体の課題やみなさんに関わってほしいと思っていることなど、具体な関わり方について共有していただいた内容をレポートします!

メディアージ漆田さんの発表@サポセン会場

「仙台・東北から、10年後のメディアをつくる!」をテーマに他のメディアが発信しきれない情報発信を目指してきたメディアージ。被災地東北の情報発信から始まり、政治・選挙を身近にするプロジェクト「ポリスク-political square-」などさまざまな活動に取り組まれています。

団体の課題は「収益性」と「PR・広める力」

活動費の大部分は別事業で収益を上げて、非営利事業に還元しています。またメディアージ自身、発信する側ですが、自分たちの活動を広めることは苦手とのこと。政治に関する話題は敷居が高いと思われることも。

団体の活動内容や課題が全体共有されたうえで、漆田さんから新しい関わり方のアイデアや、一緒に取り組めそうなネクストアクションを提案していただきました!

メディア−ジ漆田さんから提案された「新しい関わり方」のアイデア
・場の運営に関われる人を増やし『第三空間』をつくりたい
・ファシリテーターを育てたい
・「政治家に取材したい仲間」も増やしたい
・V-tuberを生み出したい
・その他コンテンツつくりする(原稿を書いたり、絵を描いたり)仲間
・「マンスリーサポーター」(毎月の継続寄付)を増やしたい
・選挙期間中に仙台でおまつりをやってくれる仲間をつくりたい

ネクストアクション
・現在関わっているメンバーの可視化
・年数回のメンバー説明会の開催
・「コーヒー・ハウス」を選挙のない時期にどう恒常開催するか
※10/8(10時~17時)社会実験中の青葉通でイベント「青葉通でも政治を気軽に語り合う!?」(コーヒー・ハウス)を開催予定!
・社会への知恵やアイデアが集まる「半オープン型コミュニティ」をつくる

すでに団体に所属して活動されている方も、その団体の活動や団体が解決したい社会課題をテーマに一般の人たちと対話をしてみる、というコラボができるかもしれない。コラボしてみたい団体も募集中とのことです!

メディアージがこれから目指す10年後のメディアは『対話の場づくり』。
異なる考えをもった人同士が反目し、声の大きい人の意見だけがシェアされ、信じたい情報だけを収集するエコーチェンバー型ネット言論を脱却し、誰もが意見を自由に述べ、相手の意見や考えを尊重できる社会をつくっていきたいと話されていました。

当日の質疑応答を紹介します!
(質問)現在のメンバーの参加のきっかけや動機を教えてください。
→(漆田さん)参加のきっかけや動機はみなさんばらばら。学生の頃にメディアージに別の活動で関わっていたり、もともと友人で政治に関心のある人に声を掛けたり、自分のTV出演を見てTwitterで自分の名前でコメントしていたのをリプライで飛ばしたら次のイベントに参加してくれたり、SNS経由で対話のイベントにふらっと参加してくれた人が準メンバーになったり。自然なつながりで人が増えているが、それも年1人、2人メンバーが増えるかどうか。長年活動を続けていると仙台を離れるメンバーもいるため、それでは足りないと思っている。

(質問)「現在関わっているメンバーの可視化」とはどういうことですか。
→(漆田さん)政治に関する情報発信は誰がやっているのか心配だと思う。実は特定の政党を応援するためにやっているのではないかと思われることもある。「今の政権を批判しているんだ」逆に「現職の人が有利に働く情報発信をしているんだ」と言われることもあるが、そのようなことは決してなく平等に発信している。自分も自分の考えがあるし、メンバーも支持する政党はばらばら。そういう人たちが集まったときに、結果としてバランスが取れているみたいなことを可視化していかないといけないと思っている。今は中立を求められがちだが、そこを壊していきたい意図もある。結果、信頼してもらえるようになりたい。

次回は一般社団法人グラミン日本仙台支部の羽山さんの発表をレポートします!


次回の情報交換会はこちら。みなさまのご参加お待ちしております。

ソーシャルハブ10月情報交換会 新しい社会貢献やってみた~プロボノ~
日 時:2022年10月20日(木)19時~20時15分
場 所:仙台市市民活動サポートセンター5階研修室4
(仙台市青葉区一番町4丁目1-3)オンライン(Zoom)
参加費:無料
対 象:興味のある方どなたでも参加できます。
みなさん意見交換に参加いただきます。
主 催:仙台市市民活動サポートセンター
共 催:せんだい・みやぎソーシャルハブ
申 込:申込フォームからお申込みください 

本事業は日本財団の助成を受けて実施しています。


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