バングラディッシュ・クリエイティブ紀行01
2015年6月、バングラディッシュに行ってみた。
その頃は、SocialCompassも立ち上げたばかり。『社会貢献×デザイン・アート』のコンセプトを掲げ、カンボジアに拘らない活動を考えていた時期だった。
マザーハウスやボーダレスジャパン、E-eductionなど、様々なソーシャルビジネスも活動拠点にしているバングラディッシュ。
カンボジアと並んで、途上国のイメージが強い国。
前々から興味があったのだ。
折角バングラディッシュを見るならば、クリエイティブな現場を見てみたい!!
人づてに情報を得ながら、首都ダッカにあるアニメーション会社を探してみる。
とある、複雑に入り組んだ雑居ビル。
「本当にこんなところにアニメスタジオがあるのか?」
と、不安になりながら、暗い廊下の先を進んでいくと、熱心にアニメーションを制作するスタジオD CROWSを発見する。
このアニメーション会社は、Adobe AnimateやAdobe AfterEffectsを使用して2Dアニメーションを制作していた。
縫製業などのアパレル製品の製作は、世界的にも下請けで有名なバングラディッシュ。
アニメーションもどこかの国の下請けの仕事をしていると思ったら、大間違いだ。
壁に貼られたキャラクターデザインは、全部自社のオリジナルキャラクター。
決して、下請けの単純作業ではないのだ。
まさにクリエイティブな現場。
クライアントは地元のTVのCMなどもあるが、国連やNPOなどの国際機関がメイン。
つまり、子ども向けの啓発アニメーションを製作していたのだ。
実はこの需要を知って、ワッティー動画制作のアイデアにつながる。
(カンボジアからきたとはいえ)私も一応、『アニメの国』日本からやってきた日本人。
それも技術的な話もできるので、バングラディッシュのアニメーターたちとも話が盛り上がる。
それでなくても、人と人の距離感が近いバングラディッシュ人。
すぐに意気投合。
スタジオD CROWSのディレクターのUDIDINさん(Mohammad Shihab Uddin)と仲間たち一緒にパシャリ。
いい意味で、むさ苦しい。
実はこの雑居ビル。
このスタジオD CROWSだけではなかった。
他にもアニメーションスタジオが入居する、クリエイティブなスポットだったのだ。
そして、SNS時代の凄さを実感することになる。
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