20240321「今ここを離れる」

さてとって
膝をたたき
今日を始める
誘われた行事を断って
行ってもよかったけれど
することがあるからって
仕事を進める
遅々として捗らないけれど
これでもないし
それでもないから
探しているうちに
忘れてしまう
何が必要だったのか
何が欲しかったのか
ヒントはあったはずなのに
それがそれだとわかるのが
遠回りで見下ろしてたのに
目の前にあったりする

そんなに難しく考えなくとも
どこかでわかってるのだろうから
鼻歌でもふふんと軽くなっていれば
案外見つけられるのだろう
必死にならなくとも
必至になるのなら
気持ちを穏やかにさせておけばいい
どれもが簡単
どれもが複雑
そんな出来事の盛衰を転がし
春の霙で一旦冷たくなる
期日を待って
陽気に誘われたら
その時は出かけてみよう
まだ山の頂上は白く
冷たかろうと
火種を準備しておこう
お出かけするのが待ち遠しい

ここを離れ今までとは違うことをする
それは正解ではないことくらい
わかってるけれども
まだ見ぬものをも見てみたいから
失敗続きでもその先へと移行する
目先をずらし
遠くからやってくる先人とこれから
待っていたわけでもないけれど
訪れて来るのは
ここではないどこからか
ずいぶん待ってたようで
そんな時間も必要で
その中でもあれこれを企て
投影する出来事を
目の前に現せる
その意味はまだ不確か
それでいてもう
実感を既に持っている