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【宣伝】連作短編『MY ENEMY』

 先日投稿した『僕の敵』をもって、連作短編『MY ENEMY』は無事完結となりました。『火点し頃のワンショット』、『Childhood』と全て読んでくださった方、ありがとうございました。


 また、この三本は一本の『MY ENEMY』という作品としてカクヨムにも投稿しますので、既に全て読まれた方もレビューをつけていただけると嬉しいです。


 さて、早速いつものようにセルフ解説に入ろうかなと思います。


1.第一稿『ラン オア カーブ』

 『MY ENEMY』の構想はとある掌編小説を書き上げた後に思いつきました。その小説が『ラン オア カーブ』です。ただ荒野を無心に走り続け、止まってしまうと目が覚める。『僕の敵』の大元になったお話となります。


 これも実際に見た夢だったと思います。すごく怖い夢でした。未来への恐怖感を覚える夢で、見たものをそのまま文章化して病室のシーンを付け加えたのが『ラン オア カーブ』です。いつか『MY ENEMY』第0弾みたいな感じで発表しようかとも考えています。多分ネタがなくなった時ですかね()


2.『MY ENEMY』へ

 しかし『ラン オア カーブ』を書き上げたのち、よく読んでみるとチープでよくわからない掌編小説だなと思ってしまいました。

 そこでもっとこの「未来への恐怖」というテーマに深みを出すために『火点し頃のワンショット』『Childhood』というお話をくっつけることにしました。どちらも『ラン オア カーブ』とは別の作品として書こうとしてたのですが、テーマが似ていたので一つにまとめようと思ったのです。


 そして書かなかった期間を含めて、完成まで足掛け三年かかったわけですが特に優れた作品になったわけではありません。チープさ、よくわからなさというものはまだあると思います。でも『ラン オア カーブ』の時と違って修正したいという気持ちはありません。

 三本の話を繋げたことでまとまりは出たと思うし、自分が描きたかった色は濃く表れていると感じます。

 自分の他の作品に比べても特殊なものとはなりましたが、僕は満足です。

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