【語り会#03】憧れのエース・木兎光太郎
前回のDailyの記事でバレーボール漫画『ハイキュー‼︎』に登場する推しキャラクター木兎光太郎について少し触れた。今回はメインテーマとして彼について語りたいと思う。
木兎光太郎は東京にある高校・梟谷学園のバレーボール部の主将にしてエースである。その実力は全国五本の指に入るほど。
しかしテンションの上がり下がりが激しく、プレーの質もそれに左右されるため、梟谷のメンバーは木兎のテンション維持に手を焼いている。そのことからポイントゲッターであるにも関わらず、チームの末っ子と言われているのも彼の魅力だ。
僕がバレーをしていた頃、彼にすごく憧れていた。僕自身はそこまで上手いプレーができるわけではなかったし、レギュラーメンバーにも入れていなかった。
それでも彼の背中に、プレーに憧れてバレーを続けたと言っても過言ではない。
作中で描かれる彼の背中は他のエーススパイカーよりも大きく、頼りがいがありような気がする。彼の自信家という性格もあるだそうし、僕のラッキナンバー(誕生日)である「4」の背番号を背負っているというのも大きかった。
そして他のエースキャラクターと決定的に異なるのが、自分のモードに入ったときの雰囲気。誰よりも自分の好きなものを好きなだけしているという感じが滲み出ているのだ。
さらに、味方からの声援を力にできること。「世界が俺に加勢している」とまで思える彼のメンタルは尊敬ものだ。
そんな彼の名言のひとつにこのようなものがある。
きっと彼自身もこの体験があったからこそ言えることで、プレーがまさにそれを体現していた。
勝利への貪欲さ。自分の力を出し切る快感。
僕はバレー以外にもこの経験をしたことがある。
小説や絵、その他の創作。この快感を味わってしまった以上、もう前の自分には戻れない。木兎の言葉を借りるなら「ハマる」状態に陥っている。
もう一つ好きな彼の言葉がある。
である。
(であるである笑)
梟谷学園セッターである赤葦に無理だと言われ続けた時に放った言葉。
自分自身も無理という言葉はよく口にするが、このセリフを読んだ時鳥肌がたった。
絶対なんてことは絶対ないんだなんて言葉もあるが、まさにそれ。
100回やってできなければ101回目を挑戦すればいい。無理なんかじゃない。難しいだけだ。
彼のハイテンションな元気さも相まって、よくその言葉に救われた。
俺はもう120%実力を発揮した快感を味わった。
今90%しか出せなくても、次は121%へ。
木兎光太郎。
僕の憧れのエースである。
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