目指すのは、失敗や挑戦が笑われない社会。〜どこにでもいる20代の私が、とあるプロジェクトのリーダーになった件について
9月某日。
所属していた前田デザイン室で、新しいプロジェクトが始動することとなった。
その名も「負けるデザイン」プロジェクト。
前田さんは今年3月に「勝てるデザイン」を出版し、その講演で好評だったのが本編には泣く泣く載せられなかった失敗談などのエピソードだった。それらが「負けるデザイン」としてお話されていた。
入会当初からなぜかデザインではなくライティングに関心を持ち、文章を書くことが活動のメインになっていた私。あるテーマを選び、それを元に小説を書いた。その一部がこちら。
この小説、書いたのは確か5月頃だったはず。しばらく動くことがなかったため、私はその他の活動に勤しんでいた。
前田デザイン室で、さまざまなプロジェクトに参加してきた。カードゲームPJで広報をやったり、ぬけだ荘で現状の自分を変えるためにイベントをたくさん実施したり、、、
そして、8月から忙しくて、しばらく前田デザイン室から離れていた。そして、9月になり、これからどうしようと考えていた。
そんな中、前田さんから「負けるデザイン」のプロジェクトを開始する、という話がでた。プロジェクトが復活したのだ。
始まった当初はWEBサイトで連載の提案の予定だったが、EXODUSさんから機会をいただき、小説として出版することになったときていた。
小説!?すごい、、、
自分が本作りに携わるという体験は、一生にあるかないかだろう。でも仕事もやりたいことにありつけるようになりコピーライター養成講座もあるし、、、
でも、きっと一番『負けるデザイン』がどうなるか気になっていたのも私だろう。そう思った。
迷いながらも、きっと他の人にやられたら後悔するだろうな。そう信じて、私はプロジェクトリーダーになった。
なぜ『負けるデザイン』に思い入れがあるのか?
私は、挑戦する全ての人を応援したい、後押しができる人間になりたい。そう思っているから。
私は、ここまでの人生で「挑戦」することを大切にして生きてきた。しかし、就職してしばらくは会社員として自分がなんとしても何者かになってやるぞという意気込みが薄れ、現実でもちょっと諦めみたいなものを感じていた。
しばらくして、私はやりたいこともわからなくなり、とりあえず目の前にあることをひたすら取り組んでいた。
そんな中、周りで夢に向かって挑戦する人をみたり、一直線に努力する人を見ていると、胸が痛むようになったのだ。
あれ。
なんかすごい頑張っている人たちを見ているのに、なんか応援したくない。
その感情は明らかに「嫉妬」だった。夢に向かって努力している人々への。その感情を抱いた自分を疑った。
え?
いつから私は他人の挑戦を嘲笑うような人間になってしまったの?
この人達には、どんな世界が見えているの?
そんなことを考え出したのは、ちょうど2021年1月になった時のことだった。そこから、自分を変えたいと思い、挑戦が始まった。
1月にまず前田デザイン室に入会、2月からプロジェクトも積極的に動き、3月からTHE CREATIVE ACADEMYの超実戦コースに参加し、4月から販促コンペ、5月はTOEIC受けて、6月と7月は忘れたけどなにかしら頑張ってた、8月からコピーライター養成講座に参加、、、
そして、9月。
『負けるデザイン』の、プロジェクトリーダー。
『負けるデザイン』は、ビジネス書には載せられない前田さんの失敗談を小説というアウトプットにする。
この『負けるデザイン』は、自分を含めた将来に悩む若い人たちに勇気をくれる。こうすると失敗するのか、こんな時こうすればいいのか、、、仕事への姿勢をすごく感じられる。そんな小説を目指す。
私は、金輪際他人の失敗や挑戦を笑う人間からは卒業する。
そして、多くの人の挑戦を後押しするような人間になるんだ。
まずは、『負けるデザイン』を読んでくださる全ての方の、失敗からの成長・挑戦を後押しできるように。
これは、そんな私の夢の第一歩に過ぎない。
<最後に>
noteをお読みいただきありがとうございます。
『負けるデザイン』は現在クラウドファンディングを実施中です。
もしよければこちらもご覧いただけますと幸いです。
よろしくお願いします。