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心のHPを温存する

物事をゲームに例える、ということを、私もやっています。

なかなか「人生はゲーム」という境地には至りませんが、身近な課題をゲームに例えてみると、対処法が思いつきやすくなることがあります。


私はゲームをするのも好きですが、それ以上に「観戦する」方がアツくなるタイプです。プレイ動画の視聴は、数少ない没頭できる趣味と言っていいかもしれません。


ゲームの奥深さを知った背景から、心の体力を例えているお話まで、順を追って綴っていきます。


ポケモンとの再会

ある日、YouTubeのおすすめ欄に「ポケモン」の試合があがってきました。
小さい頃に流行っていたポケモン。
それまで、例によって伝説のポケモンで殴りまくるプレイしか知らなかったので、YouTubeで世界大会の実況を見たときはとても驚きました。


ポケモンって、将棋みたいに読み合って闘うゲームだったんだ。


しかも、世代なのでプレイ内容についていくことができます。

それはまるで、野球観戦好きの方が、自分がバッターボックスに立ったかのような感覚で応援しているのに似ているかもしれません。
打者のプレーに一喜一憂し、時には本気で悔しがりヤジを飛ばす気持ちに、ちょっと共感できるようになりました。


ストリートファイターとの出会い


ポケモンの試合動画を見ていると、今度はおすすめ欄に「ストリートファイター」の試合動画が出るようになりました。


人生で縁遠かった格闘ゲーム。
試しに見てみると、そのプレイの鮮やかさに釘付けになりました。
バスケやバレーの試合のように、動きに一切のムダがなく、粛々と試合が進行していきます。


「プロゲーマー」という存在も知り、日本人初のプロゲーマー 梅原大吾氏の本を読んでみると。
自分の生い立ちからゲーム人生、自己分析から物事の捉え方まで、今までで読んだ中で一番分かりやすく書かれていました。


他のプロの方も、共通して自己分析力や文章力が極めて高いです。
自分で考え、答えを導ける姿は、とてもかっこいい。


というわけで、前置きが長くなりましたが…
私の中には、物事を「ポケモン」と「ストリートファイター」に例えるというマインドがセットされています。


心の体力をゲージに例える


ポケモンとストリートファイターが上手な方に共通するのは、「ゲージを減らさない」という意識です。
「先に相手のゲージを減らす」よりも、「相手より自分のゲージを残す」という視点で、試合構成を組み立てているんですね。


この「ゲージ」という概念を、私たちの「心の体力」にも応用してみると。

朝起きた時から、その日1日の「心のHP」が決まっているとします。
基本的には減っていき、休息を取ると回復しますが、朝一番のHPまでは戻りません。そしてまた減っていきます。

時には、「まひ」や「やけど」、そして「どく」状態の場合もあります。
いつものパフォーマンスが出せなかったり、いつもよりHPの減りが早かったり。

基本的には減っていく一方の「心のHP」は、
自分のHPを削って相手を攻撃するよりも、
増やそうと躍起になるよりも、
温存する」という視点が重要になってきます。


強パンチや強キックをくらわない距離感を保つ。
必殺技を繰り出す隙を与えない。
状態異常になったら、むやみに動かず、とりあえず休む。


何より、「わけもわからずじぶんをこうげきした」をしていないかは、要チェックです。


人生に勝ち負けはありませんが、
心のHPが多く残っていたら、その日は「WIN」ということになります。


こまめに心のHPの残り具合を確認して、上手に温存していけると、
毎日をもっと軽やかに過ごせるかもしれませんね。

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