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正解の信号

ご存知の通り、今後の学校教育には「情報Ⅰ」という新科目が加わり、JavascriptやPythonなどのプログラミング言語が高校から大学にかけて必修となります。

このAI技術の進歩に伴い、AIに対する指示文(プロンプト)の考案も重要なスキルとして求められるようになっています。論理的な思考が中核をなす「"複雑な"問題解決能力」が、これからの時代には不可欠です。

クリティカルシンキングは、読み書きや算数と並ぶ「第四のスキル」と言われており、自分でじっくりと考え、独自の答えを導き出す能力を意味します。物事を根本から考え直し、常識に挑むことで新たな視点を見つけ出すことが求められます。

しかし、私たちはしばしば、課題に直面するとすぐに「面倒くさい」と感じたり、答えを急ぎたがったり、飽きやすかったり、やらない理由を見つけたりする傾向にあります。これは自然な反応ですが、重要なことはしばしば面倒なことであることを私も経験上理解しています。

たとえば、ジブリの宮崎駿監督も、映画制作の過程で「面倒くさい」という言葉を繰り返しながら、それでも価値ある作品を創り続けています。

「面倒くさい」という感情は、それが個人にとって重要なことかもしれないという自己からの信号かもしれません。私は、この感情を「自分にとって大切なことを教えている」と解釈するようにしています。

だからこそ、「面倒くさいことは重要だ」と自分自身に言い聞かせ、マインドセットを変えてみる価値があります。多くのことが不確かなこの世界で、面倒くさいという感情は、何が「正しい」かのヒントを与えてくれるかもしれません。

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