自己紹介⑦ 【薬物性肝障害に】

セルトラリンがMAXに増量されてから、さらに2週間が経過しました。
一向に症状は改善しません。
一日中続く不安と動悸、食欲不振、不眠。
薬物だけでは改善しないので、
[何か他に(心理療法など)治療法はないのか?]
と医師に相談しても
[今の薬による治療がベストです]との返事。
ぼくの中では、精神科では薬物治療の他に、
認知行動療法などの心理療法も行っていると思っていたのですが、
どうやら違ったようで、
前に通っていたメンタルクリニックでもこの病院でも、ほぼ薬物療法だけのようです。
一向に症状が改善しないことがストレス→また症状が出る
という負のスパイラルで、不眠がひどくなりました。
寝つきは悪い(入眠障害)、
1時間ごとに目が覚める(中途覚醒)、
早朝に目が覚めて眠れない(早朝覚醒)と不眠のフルコース!
睡眠薬がベンザリン(ニトラゼパム)に変わりました。
そんな状態が続いて、入院してから2ヶ月が経過したころです。
毎日のバイタルチェックで、体温が37度台という微熱が続くように。
それと同時に何とも言えない倦怠感。
風邪かなと思ったのですが、その症状は全くありません。
1週間続いたので、さすがに医師も変だと思ったらしく、血液検査をオーダー。
その結果、肝機能の値がとんでもないことに!!
ALT、AST、γ-GTPの値が、
基準値では1桁から2桁なのに、なんと4桁です。
入院時の血液検査では基準値内だったので、明らかに入院後に異常が。
消化器内科を受診することになりました。
薬物性肝障害の疑いが強いが、
他の疾患を除外しないと確定診断ができないとのことで、精密検査をすることに。
検査は、超音波に始まり、CT、MRI、超音波内視鏡と盛りだくさんです。
超音波内視鏡は、
超音波の付いた内視鏡を胃や十二指腸の壁に当てて、
肝臓や堪能、膵臓の様子を超音波で確認するというもの。
長時間になり、苦痛を伴うため、
鎮静剤を点滴しながら、"うとうと状態"で行うとのこと。
なんだかおおごとになりました。
検査当日は、胃カメラ同様食事は取れず、
検査そのものへの不安と、何か悪い病気なのではという不安で動悸が増悪しました。
すべての検査が終わり、
他の疾患は発見されず、薬物性肝障害と確定です。
それを受けて、可能性が一番高いセルトラリンが半分に減量されました。
1週間後の血液検査で、肝機能の値が少し下がっていて、
やはりセルトラリンが原因ではということに。
さらに1週間後の血液検査では、
肝機能の値がさらに下がって安定してきたので、
薬はこのままの量でいくことになりました。
そのころ、医師から退院の話が出ました。
症状は改善してはいなかったのですが、
ぼくが[入院して良いことはなかった]と言っていたことと、
薬の調整もこれ以上できないと医師が判断した??こと、
また、肝機能の数値も下がってきて、
こちらの方も外来で対応可能となったことが、
退院を決めた要因なのでしょう。
不思議なもので、退院して家に帰れると思ったら、
セルトラリンを減量しているにもかかわらず、症状が少し改善しました。
症状が目に見えて良くなっているわけではないので、
不安はあったのですが、それから1週間後に退院となりました。

次回、自己紹介⑧ 【再生 カウンセラーに】に続く

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