笑う門には百年時代
はじめに
この作品は吉本新喜劇の新名徹郎さんが、ご自身のYouTubeチャンネルで“五分新喜劇”というものをやっており、私だったら何を書くだろう、なんとなくこんな感じかなぁと思って書いてみた作品です。
そして「新名徹郎の “YouTubeマン”」という“キャラクター”があるというのを踏まえた上で、書いたフィクションです。
おもいっきりの門外漢が、ただの愉快を抑えきれずに書いた、おもいっきりのフィクションです。
〈こんなかんじのやつです。〉
※少人数の五分の新喜劇です。(通常は四十五~五〇分) 動画はおよそ9分↓
(いちばん右のYouTubeベルトを着けている方が新名徹郎さんです。動画見ない方の為に念のため)
えぇ~この度。なにわの静けさ担当の筆者がお送り致しますのは、ただのお遊び、お戯れでございます。
情報が古いなぁと思われるかもしれませんが、(当たり前やん。だいぶん前に書いてんから)というお話ですので、温かく見守って頂ければ幸いです。(詳しくはおまけをご覧ください)
毎度お馴染みの口上になりつつありますが、
他に有意義なおもしろ記事がない場合のみ、目を通してみてください。【私はあなたの大事な時間を奪いたくはない】と思っております。(^_^)
それでは参ります!とぉざぁ~い、とぉざぁ~い!…と、その前に。本物の新喜劇にはないものをご紹介。正確には、あるのだろうけれど、お客さんには見せない、視覚・聴覚の娯楽には必要ないから 省くもの。
この度読むのが好きなあなたに向けてお送り致します。活字ならではの新喜劇。まずは配役のご紹介と参りましょう。
配役
●通行人・・・花月商店街に引っ越してきたばかりの大学生
●警察官・・・花月商店街の中にある交番に勤務。おばちゃんのことが好き。自称YouTubeマン。(出来ればこれを新名さんに。)
●おばちゃん・・・花月商店街の交番の隣にあるコンビニで働くパートのおばちゃん。若い男の子が大好き。新名さんには興味ない。
●強盗・・・金出せと言ってくる奴
≪小道具≫
ほうき、ちりとり、刃物、拳銃 各×1
名札×2 (名札に見せかけたドライブレコーダー、もしくは小型カメラ)
YouTubeマンベルト ×1
※一芸披露の所で ほうきとちりとり使っても可。どこかのタイミングで小道具を手から放してほしい
【笑う門には百年時代】
作 nothihodo(のちほど)
それでは、これより”活字新喜劇“の開演です。
チャラチャラッチャラ♪ チャラチャラッチャラ♪ ~(ゲシュタルト崩壊するから 省く)~~ ほんわかほんわか、ほんわかほんわか~♪
開演
(幕がぶわぁ~っと開いていく)
○花月商店街の中にある交番の前
○交番の隣にはコンビニがある
通「うわ、こんな所に商店街。引っ越して来たばかりで何も分からへん。スーパーも分からへん。ちょっと聞いてみよ。すみませーん。」
警「はーい。(登場)」
通「すみません、ここから一番近いスーパーってどこになります?」
警「そんなもん、携帯で調べぇな。」
通「はぁ?」
警「なんぼでも便利な機能ついてるやん。今、休憩中やねん、」
通「なんなんですか!」
そこへ隣のコンビニから掃除をしに出てくるパートのおばちゃん。ほうきとちりとり持参
お「あぁいい天気やねぇ。あれ、どないしたん?」
通「ちょっと聞いてくださいよ。この人がね、今 休憩中とか言うて、道を聞いても教えてくれないんです。僕引っ越して来たばかりでスーパーどこですかって聞いてるのに。」
お「何やってんのよ、新名さん。(通行人に)あなた大学生?」
通「そうです。すぐそこの大学で。一人暮らしを始めたとこなんです。」
お「あらそう、いいわね。なんか謳歌してるって感じで。スーパーやったら私が教えてあげる。」
通「ほんとうですか?」
お「スーパーはね、この先を右に行って、左に行って、角っこに花月アパートってあるから」
通「花月アパート(復唱)」
お「そこの302号室」
通「302?」
お「表札に○○って書いてあるのが私の部屋。」
通「誰があなたの家、聞いているんですか。」
お「だってぇ。あなた大学生で若いし、よく見たら男前。私の部屋に来なさいよ。何なら私が一人暮らしの部屋に行ってあげようか?」
通「結構です。」
警「おい、いい加減にしろ。若い子見かけたら そんなことばかり言うて。」
通「((同意の頷き)もしくは「そうですよ」と口にする)」
警「一体、いつになったら俺とデートしてくれるんや。」
通「え、そっち?」
警「一回位、行ってもいいやないか。」
通「お二人、そういうご関係なんですね。」
お「ちがうわよ。(強めの否定)」
警「○○さん、俺ずっと言うてるやん。(警察官の制服をアピールして)ばりばりの公務員やで。めっちゃ安定してるねんで。魅力的やと思わへん?」
お「何が安定よ。公務員といったって定年があるでしょ。これからは人生100年の時代よ。定年した後、一体どうやって100歳になる迄暮らしていくつもり?ちゃんと計画してるのん?」
警「そ、それは・・・(戸惑う)」
お「それともあれ?新名さんは定年後~100歳になる迄、私とあなた、仮に結婚したとして二人が食べていけるだけの、
何か一芸が
あるとでも言うわけ?」
通「え、一芸があるんですかぁ?(棒読み)」
新名徹郎・一芸披露でも可
警「一芸ならある。俺の一芸はな、髪の毛を肩まで伸ばして、パーマをあてたらとんでもない事になるという一芸や。」
通「髪の毛を伸ばして、パーマをあてたらとんでもない事になる? どんな事になるんですか?」
警「俺が、髪の毛を伸ばしてパーマをあてたら、ダイヤモンド☆ユカイにそっくりの、ドッペルゲンガーの完成や!(ドヤ顔)」
通「なにがドッペルゲンガーや!名前を出された、ダイヤモンドさん側が不愉快(フユカイ)ですよ。」
お・警「 おぉ…(拍手) (*’ω’ノノ゙☆パチパチ」
通「やめて、拍手とかやめて。」
そこへ突如現れるコンビニ強盗、刃物を持参
強「動くなー!」
驚く通行人、悲鳴をあげるおばちゃん、そして必要以上にビビる警察官
警「いや゛ぁ゛〰️〰️〰️〰️こわい、こわい、こわいよぉ~、これあげるから許して。」
携帯していた拳銃をあっさり強盗に渡してしまう
通「なにやってんの!? いちばん威嚇出来るものやん!!」
強「いいから金を出せー!!」
強盗・刃物と銃を持ってブルブル震える
警「落ち着け。なんでこんなことするんや。」
強「俺はな、子供の頃に両親が離婚して、お金もなくて、給食費も払われへんような状態になって、最終的には、俺一人だけ給食の牛乳なかってんぞ!!」
通「それ、配り忘れじゃない?」
警「落ち着け。いいか、これからは人生100年の時代や。もしかしたら君がじいさんになる頃には120年になってるかもしらん。まだまだこれからや。不安になってこんな事するよりも、どうなるか分からへんねやったらもっと人生を謳歌しようや。」
強「まだまだこれから・・・くそ、(心打たれて膝をつく)」
強盗・観念して両うでを差し出し
強「こんなことしてすみませんでした!!」
警察官・ゆっくり近づいて武器回収。そして
警「・・・あいにく俺は今休憩中や。なぁ?(おばちゃんに話を振る)」
お「そうよ!新名さんがおる花月商店街で犯罪なんておこるわけないじゃない。」
警「そうやで。生きてたらなぁ、哀しいことはなんぼでもある。でもだからこそ、人は笑うことを覚えたんや。心ゆくまで、楽しもうや。」
強「はい!! ありがとうございます!!」
強盗・深く頭をさげ去っていく
通「いやー今の言葉なんか心打たれました。お巡りさん、本当はめちゃめちゃ良い人なんですね。 僕、見直しました!!」
警「そうか、ありがとう・・・撮れたかー?」
お「いけてると思うでぇ。」
警察官、おばちゃん・互いに制服に付けていた〈名札〉を取り外してチェックし合う
通「 えぇ!? まさか今の全部録画してたんですか!?」
警「最近、煽ってくる奴 多いから。あおり人間対策や。」
通「そんなドライブレコーダーあるんですか!?」
自撮りカメラではしゃぐ二人
警・お「イェーイ!!」
そこへ戻ってくる強盗、その輪の中に混じって
警・お・強 「(声揃えて) ドッキリ、大成功~!!」
通「はぁ゛!?」
警察官・一旦 しれっと退場
おばちゃん、強盗・構わず 自撮りカメラに向かって喋り続ける
お「花月商店街は、駅から近い!!」
強「大学が近い!! そして治安を守るのは!?」
警察官・ベルトをして再登場
警「この私、YouTubeマンだ!!
とぅっ!!チャンネル登録よろしくね!!」
通「帰れー!!」
完。
♪♪♪♪ (♪~メラ~メラと~♪)
この作品は、 (も~える ジェラシ~)
ご覧の下記の情報を元に (夜空には~赤々と 大阪城)
お遊びで
お送り致しました。(あ~あエクスタシー♪)※BGMとエンディングの提供読み風を活字で表現
プチ感想
原稿用紙一枚を一分として、五枚で収めようと思ったんですけど実際やってみたら八枚になりました。なかなかむずかしいですね。(^^)
それではここでお口直しに改めて本物をどうぞ
ヽ( ̄▽ ̄)ノ
(およそ8分)
やっぱり本物の方がええ(^-^)
それではまたのちほど(* ̄∇ ̄)ノ
ダイヤモンド☆ユカイさんは実に愉快です。
おまけ
2020年3月11日(水) 完成。
※この作品は、冒頭でも述べさせて頂きましたように おもいっきりの門外漢が、ただの愉快を抑えきれずに書いたフィクションです。内容がすべっているのも 面白くないのも、私にその程度の力しかないからであり (私の実力のなさですので)あしからず。 吉本新喜劇や新名徹郎さんご本人とは、全く関わりはございません。あしからず。