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見捨てられ不安

人との別れというのは、私にとって何よりも苦しい事でした。
クラス替え、卒業、引っ越し、転職…など環境が変わることに対して、心に穴が空いたような感覚になり、頭の中がその事でいっぱいで他の事は何も考えられないという状態になります。
ご飯を食べていても、お風呂に入っていても、友達と遊んでいても、どんな時でも別れが近づくということが頭にこびりついて離れません。
周りの人からは「いつでも会えるよ!」と励まされますが、それを言われる度に「また会えるのにどうしていつもこんな風になるんだろう…私はおかしいかもしれない。」と思っていました。
そして、私はこういう性格だから仕方ない…と諦め、ただ耐えていました。

しかし、これはアダルトチルドレンの症状でもある「見捨てられ不安」だということを知りました。
私にとって環境が少しでも変わるということは一大事です。
こんなに苦しい別れが訪れるのであればいっそ出会いたくなかったと、そこまで思うことも多々あり、なぜこうなったのかという原因を探ってみたところ2つ考えられました。

1つは、通っていた保育園の先生が怖く、私は保育園に行くのがとても嫌でした。
毎日、母から離され怖い場所に行っていました。そこで母に見捨てられる…私を見捨てないで!という思いが強まったのだと思います。
もう1つは、小学6年の時に5歳から飼っていた愛犬が亡くなりました。
今まで一緒に暮らしていた愛犬が、ある時からいなくなるという現実を小学6年の私は受け入れることができず、自分の大好きな者がいなくなることへの恐怖がうえこまれました。

この出来事が、私にとって深い傷となり、大人になってからも苦しみ続ける原因となっていました。
こうした誰のせいでもなく仕方がない出来事というのは、自分の傷になっているということにも気付きずらいです。
まさかあの時のあの出来事が今の生きづらさの原因になっていたなんて…というのは、よくあることだと思います。
自分では気付かない事を、客観的に第三者から教えてもらうという事はとても大切だと感じました。

これは自分の性格だから治らないと諦めずに、まずは一度ご相談ください。

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