私の幻の博士論文 第5回 力のパフォーマンスへの貢献を定量するという発想-垂直跳び跳躍高を例として-
前回
1. はじめに 前回および前々回では、ある身体の動きを計測し、その情報を基にして、その動きがどのような全身の筋による力(トルク)発揮によって実現されているのかを推定するという作業の概略を紹介しました。そうして得られた解析データと力学についての基本的知識を組み合わせることで、個別の身体セグメントに対して時々刻々に作用した力が、最終的なパフォーマンスにどの程度の貢献をしているのかを定量的に比較・評価が可能になりそうな場合があります。今回は、どのようなロジックに基づいてそう