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物食日記

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美味しいもの、美しいものが好き。 散歩とスナップに夢中。
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2021年7月の記事一覧

鳳凰の空調服

鳳凰の空調服

庭師にとって真夏は過酷な季節。とくに午後2時から2時半の光は強烈で、目眩を覚えて倒れそうに。勤め先では社長をはじめ、職人のほとんどが空調服で身を護っています。汗かきかき、息絶え絶えに仕事していては施主から大丈夫かと心配されちゃう。次の仕事も回ってこない。庭師たる者、身体がキツくても涼しげな表情でクールに鋏を動かさなくてはいけません。いかに熱射に対策していくか、空調服は地下足袋や腰道具と同じく夏の必

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枝豆&ビール!

枝豆&ビール!

夏の幸せといったら、枝豆とビール!
勤め先の造園会社会長から畑からどっさり取れたての枝豆をいただいたのでスーパードライを買って帰る。

サヤの端を切って塩水で茹でるだけ。

笊に揚げてテーブルへ。

よく冷えたビールを「Rainbow Leaf」の『ヒッチーグラス』に注いで席に着く。眼の前には食べきれないほど山盛りの枝豆。その景色がなんとも嬉しい。日本人に生まれて良かった。葉山の造園会社に縁があっ

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15brewery

15brewery

写真も深く愛好する醸造家、秋山さんのクラフトビールを買いに「フィフティーンブルワリー」へクロスカブで町内をひとっ走り。

容器を持参すれば、嗜好を強く感じ、繊細な香りと味わいのクラフトビールを量り売りしてくれる。

真空断熱のハウラーというビール運搬に最適な容器を持っているが、大き過ぎて重くトゥーマッチ。蓋がねじこめて内圧の高まりに応じてしっかり蓋がネジこんで閉まる適度な容量のボトルでも構わない。

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夏の夕焼け

夏の夕焼け

台風の上陸が危惧される前日の日没後、室内が赤く染まり始めた。胸騒ぎを覚え、すぐさま望遠レンズを手に窓を開けた。

裏山と海方向を見渡すと、空が劇的な色に変容していく。

ブルーとパープルからオレンジへ。神々しい光景に息を呑んだ。

ただ心揺さぶれる荘厳なひととき。巡りあわせに感謝。
#leicaphoto

久々、盆源珈琲

久々、盆源珈琲

真夏の祝日、上野と京橋を巡った後、東銀座の「BONGEN COFFEE」へ。ほぼ一年ぶりの憩い。

飛田さんに『香りブレンド』を淹れてもらいつつ互いに近況報告。最近は土曜日のみ店頭に立つ共同経営者、白石さんが自家焙煎に力を入れているそう。繊細な白石さんのこと。以前にも増して風雅な豆を創っているのだろう。

香り高い一杯に和む木挽町の昼下がり。この深い陰翳が懐かしい。

白石さんが自宅から持ってくる

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Isamu Noguchiの余韻

Isamu Noguchiの余韻

『イサム・ノグチ 発見の道』展を鑑賞した余韻に浸り、家の本棚にあった資料を読み返す。

ニューヨークの庭園美術館にある石彫作品など実物を観たあとでの再読は記事への理解度が気分的にまるで違う。

昂る気持ちを抑えられず、葉山一色海岸そばに坐る花崗岩の石彫《こけし》に逢いに行く。家から歩いて1分ほどにイサム・ノグチ作品が常設されているなんて。贅沢な環境が幸せ。

《こけし》を背後から見守る《石人》も必

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石橋財団の美術館

石橋財団の美術館

マンハッタンのメトロポリタン・ミュージアム(MET)を訪ねたときの感銘が忘れられない。展示作品の選択と構成、配置。作品グループごとに背景となる壁を絶妙な中間色に塗り変える。高い美意識とセンスにため息が出て、通り一辺倒、単調な日本の公的美術館との違いにアート文化の大きな差を感じた。

とんでもない富裕者からの寄贈をメインに収蔵品が構築されてきたMET。同様にブリヂストンという巨大企業を創業した石橋財

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Isamu NoguchiのAKARI

Isamu NoguchiのAKARI

『イサム・ノグチ 発見の道』展にはノグチがデザインした和紙の照明製品『AKARI』(オゼキ)がいっぱい。

30年以上前は現行価格の半値以下という気軽さもあり、実家のランプシェードとして小ぶりな製品をいくつか購入したが、葉山に移住してからは屋根裏に仕舞って埃をかぶったまま。

この大きなタイプが本当は欲しかったんだよなーと当時の憧れを懐かしむ。AKARIは未だにモダンさが褪せていなくて、軽やかな素

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isamu noguchiの石

isamu noguchiの石

秦野の学校でもうすぐ庭石を扱う講義が始まることもあり、東京都美術館で開催中の『イサム・ノグチ 発見の道』展を観に行く。

庵治石や玄武石。高松のアトリエで石の声を聴き、少しだけ手助けした(彫った)という作品に視点を据えた。

石と対話するように形を整える。その創造には庭師の樹と向き合う仕事に通じるものを感じた。

石の個性を大切に少し手を加える。その少しが佇まいに大きな違いを現す。実際、庭園に石積

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Ginger&Picklesのビビンバ

Ginger&Picklesのビビンバ

秦野の学校が午前中で講義を終えたので東海大学前の「ジンジャー&ピクルズや」で久々にランチ。

猫と猟犬が営む、誠実で良心的な雑貨屋「ジンジャー&ピクルズや」。ビアトリクス・ポターの絵本小説から付けた店名。ちっとも儲からないけれど便利で村の住民に愛された存在。そんな店でいいんじゃない、って思ったと朗らかに笑う店主の小林さん親子。

安全安心な食材、自家製の惣菜やスイーツはWECKの容器ごとテイクアウ

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Sawviのかき氷

Sawviのかき氷

今夏もあの季節がやってきた。鎌倉、浄明寺の糀店「Sawvi」が供する『桃のかき氷』。

待ち遠しかった自分史上最旨なかき氷。これほど丁寧に気持ちをこめて創造されるかき氷を他に知らない。2021年版はさらに美味しさが深化。

具がはじめから全部乗る一般的なものとは異質。店主の寺坂さんいわく氷をご飯に見立てた「定食スタイル」。

「ミルクと 生クリームとヨーグルト、てんさい糖で味を整えた氷。 これをご

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夏の獅子舞

夏の獅子舞

大人の鎌倉遠足隊は瑞泉寺を出て、トレイルランナーの同級生Kさんを先頭に二階堂獅子舞ルートを登り天園ハイキング。

シダが茂る渓流沿いを進み、木漏れ日と水の冷気に憩う。ああ気持ちいい。
初めて歩く苔愛好家Uさんも感銘の声を何度も洩らす。

笹藪が迫ってくるあたりから勾配は急になり汗が噴き出る。

銀杏の黄葉や紅葉が土を覆い尽くす絶景を愛でに例年12月頭くらいに獅子舞へ足を運んできたが、夏に訪ねるのは

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大人の鎌倉遠足

大人の鎌倉遠足

秦野の学校で造園技術を学ぶ同級生と鎌倉へ遠足。庭師を目指すメンバーだから有名な寺の庭園を歩いても目線がマニアックなのがおもしろい。

花の寺、瑞泉寺では最奥の岩庭へまっしぐら。この寺の檀家であるOさんと夢窓国師が創造した空間を拝見。自然の岩、地形を活かす美意識が圧巻。

ムクゲをはじめ夏花には眼もくれず、樹木の細部、石の配置に視野が集中。

苔愛好家のUさんから苔の種類と特徴を解説してもらい足元ば

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earth7716のコミスブロート

earth7716のコミスブロート

秦野の学校に通う仲間と鎌倉の寺めぐりをすることになり、昼食用にパンを買って行く。当日はearth7716が健康パンを葉山の工房で直売する日。そのタイミングに縁を感じて寄った。

観光客で賑わう「葉山ステーション」横の「HAYAMA FACTORY」。さまざまなアーティストと共同で利用する工房。低山の麓、豊かな緑、ゆったりした敷地に立つ雰囲気がある。

求めたのは『コミスブロート』というジャーマンス

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