- 運営しているクリエイター
2021年7月の記事一覧
夏の夕焼け
台風の上陸が危惧される前日の日没後、室内が赤く染まり始めた。胸騒ぎを覚え、すぐさま望遠レンズを手に窓を開けた。
裏山と海方向を見渡すと、空が劇的な色に変容していく。
ブルーとパープルからオレンジへ。神々しい光景に息を呑んだ。
ただ心揺さぶれる荘厳なひととき。巡りあわせに感謝。
#leicaphoto
Isamu Noguchiの余韻
『イサム・ノグチ 発見の道』展を鑑賞した余韻に浸り、家の本棚にあった資料を読み返す。
ニューヨークの庭園美術館にある石彫作品など実物を観たあとでの再読は記事への理解度が気分的にまるで違う。
昂る気持ちを抑えられず、葉山一色海岸そばに坐る花崗岩の石彫《こけし》に逢いに行く。家から歩いて1分ほどにイサム・ノグチ作品が常設されているなんて。贅沢な環境が幸せ。
《こけし》を背後から見守る《石人》も必
Isamu NoguchiのAKARI
『イサム・ノグチ 発見の道』展にはノグチがデザインした和紙の照明製品『AKARI』(オゼキ)がいっぱい。
30年以上前は現行価格の半値以下という気軽さもあり、実家のランプシェードとして小ぶりな製品をいくつか購入したが、葉山に移住してからは屋根裏に仕舞って埃をかぶったまま。
この大きなタイプが本当は欲しかったんだよなーと当時の憧れを懐かしむ。AKARIは未だにモダンさが褪せていなくて、軽やかな素
isamu noguchiの石
秦野の学校でもうすぐ庭石を扱う講義が始まることもあり、東京都美術館で開催中の『イサム・ノグチ 発見の道』展を観に行く。
庵治石や玄武石。高松のアトリエで石の声を聴き、少しだけ手助けした(彫った)という作品に視点を据えた。
石と対話するように形を整える。その創造には庭師の樹と向き合う仕事に通じるものを感じた。
石の個性を大切に少し手を加える。その少しが佇まいに大きな違いを現す。実際、庭園に石積
Ginger&Picklesのビビンバ
秦野の学校が午前中で講義を終えたので東海大学前の「ジンジャー&ピクルズや」で久々にランチ。
猫と猟犬が営む、誠実で良心的な雑貨屋「ジンジャー&ピクルズや」。ビアトリクス・ポターの絵本小説から付けた店名。ちっとも儲からないけれど便利で村の住民に愛された存在。そんな店でいいんじゃない、って思ったと朗らかに笑う店主の小林さん親子。
安全安心な食材、自家製の惣菜やスイーツはWECKの容器ごとテイクアウ
earth7716のコミスブロート
秦野の学校に通う仲間と鎌倉の寺めぐりをすることになり、昼食用にパンを買って行く。当日はearth7716が健康パンを葉山の工房で直売する日。そのタイミングに縁を感じて寄った。
観光客で賑わう「葉山ステーション」横の「HAYAMA FACTORY」。さまざまなアーティストと共同で利用する工房。低山の麓、豊かな緑、ゆったりした敷地に立つ雰囲気がある。
求めたのは『コミスブロート』というジャーマンス