ナショナルジオグラフィック4月号を読んで(環境への悪い側面)

たまには専門分野の話でも、イナホです!

ナショナルジオグラフィック4月号はナショナルジオグラフィック日本版の創刊25周年ということもあり、今までの地球環境から読み取った地球の未来像について特集されています。

上の画像では『守られてきた地球』と題し、楽観的な地球の未来像について書かれているのですがひっくり返すと『傷つけられた地球』と題し、悲観的な地球の未来像について書かれています。

私は今後の地球環境に対しては悲観的な考えですので今回は『傷つけられた地球』を読んだ感想を書きたいと思います。

率直な感想といたしましては「そりゃそうなるだろうな」という感じです。今まで様々なメディアでも取り上げられている通り、地球温暖化は現在も進行中であり、異常気象や海面上昇、生物種の絶滅など様々な問題を引き起こしています。今後50年では高温と乾燥により、冷房設備がないと人が住めないような地域も現れ、さらに、自然発火による大規模な森林火災が各地で発生する恐れがあります。実際に一昨年から猛暑が続いており、オーストラリアなどで大規模な森林火災が発生しています。

私が地球温暖化や開発によって失われたであろうものを考えるとクーラーを使わなくても寝られた涼しい夏の夜や、整備される前の祖母の家の前の小川で遊んだことなど多くあります。このように、「故郷がもたらす安堵感が失われるときの心の痛み」『solastalgia(ソラスタルジア)』というそうです。ソラスタルジアは英語のsolace(安堵)とalgia(痛み)を組み合わせた造語です。

このような痛みを避けるために、研究者を目指す人間としてはやはり新しい技術を生み出すことが重要だと感じました。文明の発達により得られものは多くありますがその"便利さ"を味わってしまうと誰かに強制されない限り、人は元の生活にはなかなか戻れません。そのため、過去には戻れないなら未来をより良いものにしよう、今ある技術をさらに進歩させて環境に配慮しものに変えようと改めて胸に刻みました。

コロナ禍での研究や法整備などは技術の進歩や過去の経験があったから今のスピードで対応できているのだと思います。おそらく50年前だと今より悲惨な状況になっていたでしょう。これは世界的な感染症が次に起きたらどうするかということを世界中の研究者が考え、協力し合ってきたからこそ対応できたことだと思います。将来的に現に問題が表面化している環境分野で私もその一員となり、活躍することを夢見ていきたいと思います。

以上です!『守られた地球』についてもいつかかければなと思います!


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