洗顔料
僕らの顔にはかなりの高確率でニキビダニっていうのがいるらしい。ニョロニョロ毛穴にびっしり住みついてるんだって。死んだ細胞や皮脂を食べてくれるありがたい奴らだけれどこいつらには…
大前提
ホンモノ美肌(ちょ~健康的な皮膚)に必要なのは睡眠、食事(栄養)、運動、ストレス対策だということ。
そして、普通の人がスキンケアでやるべきことはたった一つ――皮膚バリアを守ること。
そのために必要な製品は以下の3つ。
今回は①洗顔剤だ。
ポイントは3つ。
①洗顔料は耳かき
不摂生な日々を送るでしょ。すると耳垢が湿って溜まってしまう。たまに掃除が必要になる。食に無頓着、運動不足、夜更かし、煙草に酒と悪行の限りを尽くしていたころの自分はそうだった。
それがライフスタイルを改善して健康を志向したところ、耳かきが不要になった。サラサラして溜まらないからだろう。
これと似たようなことが洗顔に関してもいえる。
不摂生してるとターンオーバーの乱れかな、鼻なんかに黒ずみ、角栓、そういったネガティブな現象があらわれる。気になる人は洗顔料を使って顔を洗うことだろう。あるいはパックや毛抜きで抜くツワモノもいることだろう(やらないほうがいいけれど)。
つまり、洗顔料は耳かきに相当するってこと。
逆からいえば、偏った生活習慣でなければ洗顔料はいらないってこと。落とすべき酸化した皮脂や過酸化脂質はフツーに水洗いで落ちちゃうから。冷水で落ち切らなくってもぬるま湯でオッケー。
ところがこれはフツーの洗顔の場合だよね。女性は(一部の男性も)化粧をするのでそーことは単純ではない。
②メイク落としの罠
食器用洗剤をスポンジにかけて洗えば皿や鍋についた油汚れが落ちるよね。
なぜなら界面活性剤がはいっているから。油と水を一緒くたにして皿や鍋からはがすから。アイドルの握手会でしつこいファンを係員が腕を引っ張って追い立てる"剥がし"のように。
洗顔料も同じ。
界面活性剤がはいっているから油性のメイクが落ちるんだけど。
界面活性剤と一言でいっても強い弱いがあって、強ければ短時間でメイクが落とせてさっぱり感が強い。弱ければメイクが落としにくく時間がかかる。洗顔後のサッパリ感も薄い。
何でもそうだけれどメリットがあればデメリットもある。メリットが強ければ強いほどデメリットも際立ってくる。
強力な界面活性剤は強いがゆえに肌を守る大事な皮脂(油)も一緒にもっていってしまう。逆に、微力な界面活性剤は洗浄力が低い反面、肌に優しい。肌バリアを弱めずに紫外線に強く、シミやたるみもまねきにくい。
洗顔料を使って顔を洗うときに強くゴシゴシせずに泡をあてて洗うやり方が推奨されるのもそんな背景から。
肌のことを想えば理想はワセリンだろう。あるいはココナッツオイルあたり。けれど微力な界面活性剤入りの比ではないくらいに落としにくいんだろうね。
③菌とニキビダニ
最後は「頻度」の話。
僕らの肌には腸内細菌と同じで常在菌がいる。文字通り、いっつもいる菌だ。
主に3つ。
と紹介しておいてなんだけどどーでもいーんだよね。腸内細菌と同じで偏ったライフスタイルでなければ問題はおこらないから。
おさえておくべきことは菌のおかげでバリアがつくられてウイルスや菌の侵入をシャットアウトできるってこと。
でもさ。
水で軽くパシャパシャするぐらいならともかくお湯や洗顔料を使って洗うでしょ。すると少なからず減ってしまう。それが長時間の入浴、あっついお湯、きっつい洗顔剤だとどーだろう。めっちゃ減っちゃう。
頻度も多ければ問題になっちゃう。顔をしょっちゅう洗ったりするとひっじょ~~によくない。その分、美肌菌といわれるタイプの常在菌が!
というわけで、元に戻るまでに時間がかかるから1日2回の洗顔が推奨されがち。
でもしょーじき1日1回お風呂入った時にぬるま湯を手のひらにためて軽くなでる程度でいいはずだ。1日1回化粧を落とすときだけでいいはずだ。
一部で皮脂を長時間放置しちゃいけないみたいなニュアンスでいわれてるけれど、ほら。汗かくし。少なくともまともな生活習慣ならそこまで神経質にならなくてもいいはずだ。耳かきをしなくていいのと同じように。
かくいう自分は長年の癖で朝起きて口をゆすぐついでに水で軽く洗っちゃってるけれどね。
習慣って怖い。
話しによればニキビダニも200万匹がほど毛穴に住みついているらしい。肛門もあるらしい(つまりフ..)。
もっと怖い。
ではまたね👋
関連
参照
東京医療保健大学:皮膚の常在細菌について
あなたの顔にも…約70%の人類に寄生する「ニキビダニ」の世にも奇妙な生態
人の顔に住みつくニキビダニに肛門あることが判明。しかも、意外と悪いやつじゃないらしい
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