本当につらいこと

前回のnoteで、給料が遅れると起こることを書いた。

欲しいものが買えない、遊びに行くのを躊躇う、などなど。
色々書いたが、本質はそこではないと思った。

確かに現状、
「給料さえ普通に入っていれば」
と諦める場面が多々ある。
給料が入っていないせいで購入を保留にしているもの、確定できていない予定がたくさんある。

でもそれが、単に自分がお金を使いすぎたせいだったり、元々の給料が少ないだけだったりしたら、こんな気持ちにはなっていないだろう。

「欲しいものが買えない」から惨めなのではなく、
「その決定が他人の不手際に起因している」から惨めなのだ。

私には、お金さえあれば買う心づもりの物がいくつもある。でもそれを実行できない。もらえるはずの給料がもらえていないから。

労基が動いてくれたとしても、払うかどうかは会社次第。社長次第。その次第が望めない。
それが自分だけの力ではどうにもできないのがつらい。

生殺与奪の権を、社長に全力行使されている。
小さいものだとしても、確実に、私の人生計画は狂わされている。
社長にはその自覚がないのだろうか。

経営者の皆様には今一度、自分が社員の人生を背負っていることを自覚していただきたい。

訴訟の可能性が現実味を帯びてきて、普通にもらえるはずのお金を、お金を払って取り返さなければいけない状況が目の前に迫っている。
会社に、社長にお金を払うわけではないが、それが弁護士にせよ裁判所にせよ、会社の落ち度で払わなければならなくなった本来不要な支出だ。

私は今、退職すらまともにできない状況に置かれている。
この状況下で素直に未払いの給料を払う会社だとはもう思っていない。
仮に払われたとしても、もう何も信用できない。

だが、ここで諦めてしまえば、私はここ4ヵ月の働きをドブに捨てることになる。無給で会社に貢献したことになる。
感情の話をすると、それは「嫌」だ。働き損だ。

本当にお金を払ってでも取り返したいのは、未払いの給料ではなく、傷つけられた被雇用者としての尊厳なのかもしれない。

そして給料が支払われない限り、その尊厳は取り返すことができない。

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