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私がマインドフルネス瞑想の概念と出会ったキッカケ|HAPPY QUEST

20代の頃の自分と今の自分

私は20代の頃、生真面目な性格がマイナスな方向に働き、感情の起伏が激しく苦しい日々を過ごしていました。

仕事では周りの期待に応えようと頑張りすぎてストレスをためる一方だし、仕事で溜めたストレスは当時付き合っていた彼氏に癒してもらおうと他人よがりな考えを持っていたので、会うたびにわがままを言ったり八つ当たりをしてばかり。当然そんな恋愛はうまくいくはずもなく、色んな方と付き合ってはお別れしました。とにかく負の連鎖の連続で、何をやっても人生うまくいかないと嘆いてばかりの20代でした。

とは言え、人はどうにかもがいて状況を改善しようと努力するもの。時間はかかりましたが、28歳頃から少しずつ状況が改善されはじめ、あと数週間で32歳になる今となっては非常に落ち着き、感情のコントロールが出来る人間に成長しました。

ちょっと勘違いされがちなのですが、感情のコントロールが出来る=常に平常心、というわけではありません。人間なので喜怒哀楽はあるし、これがあるからこそ人間味があるというもの。腹が立ったり悲しくて涙が溢れ出たり、逆にうれしくて涙がでたり楽しくて笑いすぎてお腹が痛くなったり、今でも私の感情はとっても忙しい。笑

でも、どんな時も自分の今の感情を客観視し、悲しい時は悲しい自分を認めて受け入れることが出来るし、腹が立つ時は自分が何に腹が立っていて、なんで自分がそういう考えをしてしまうのか、しっかり向き合うことが出来る。そうすることで意外な自分の一面に気づいたりすることもあるんです。

こんな風に自分が今どういう感情なのかということを客観的に見つめて自分と向き合うことが出来るようになったことを、私は「感情のコントロールが出来るようになった」と捉えています。

20代の頃の自分を比べると、なかなかの成長です。

ある本との出会い

20代から30代なんてあっという間に過ぎてしまう時間の流れの速さ。でも私は長い長い出口のない暗いトンネルを永遠に走っている感覚でした。

「私の人生ってずっとこんな暗くて苦しいことが続くんだろうか」と思いながら、とにかく周りに認めてもらうためにがむしゃらに仕事ばかりする日々。正直何のために生きているのか目的がよくわかりませんでした。

そんな自分の人生を変えたくて、ある日突然家の本棚に見つけたのがHAPPY QUESTという本。

これが私の家の本棚にたまたまあったのは、私の兄が出版関係の仕事をしていたことが関係しているのですが、この本をかなり前に兄からタダで貰ったものの「忙しい」を言い訳に一切読まずに本棚にINしていました。

ところが人間とは非常に不思議なもので、本当に何かの答えを求めている時って、その答えのヒントとなるものが急に目の前に現れたりするんですよね。いわゆる引き寄せの法則なんて呼ばれているものかもしれません。

私はそれまでこの本に全く見向きもしなかったのに、その日急に目にとまり、「そういえばこれ、読んでなかったな」と思って何気なく手に取ったのです。ちなみにHAPPY QUESTという背表紙に書いてあるタイトルだけでは内容は全く分からなかったし、「これに答えが載ってるかも」なんて思ったわけでもなく、なぜか「なんとなく」興味がわいたのです。

そして何気なくパラパラと開いて読んでみると、「人間の幸せとは」という幸福論について綴られており、ここでマインドフルネス瞑想の概念を知ることになるのです。

マインドフルネス瞑想を取り入れたら世界の色が変わった

マインドフルネス瞑想がなんなのか、とか、どうやってやるのか、というのはこちらの記事に書いてあるので是非目を通していただければと思うのですが、一言で言うと「今この瞬間に意識を向けること」と言っておきます。

たったそれだけで、こんなにも一つの物事を見る見方が変わるのか、と思いました。

実は、この本に出合う数年前にお付き合いしていた外国人の起業家の男性(ええ、めっちゃハイスぺ男子でした。笑)から、「マコは仕事のことで色々考えすぎてて疲れているんだよ、瞑想をするとずっと気分が楽になるよ。やってごらん。」と言われたことがありました。しかし私は「何いってんの、この人。私は今忙しくてそれどころじゃないんだ!」とまともに聞き入れず、せっかくの大切なアドバイスを華麗にスルー。笑 

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今となってはもったいないことをしたなぁと苦笑いするような思い出です。その彼は非常に頭が良く性格も優しくてとてもバランスの取れた男性だったのですが、当時のそんな私にはさすがに愛想をつかしてその後私の前からは姿を消してしまいました。最近になって彼のことをよく思い出すのですが、当時の私よりも何歩も先に進んでいた彼の考え方には今でも感銘を受けます。あの頃の私にはもったいない人だったから、去ってしまったのも当然です。

そしてそんなお別れの数年後に、HAPPY QUESTという本を通じてもう一度「瞑想」というキーワードに出会うチャンスが訪れ、ここでようやく私の中の何かに触れる感覚があったのです。「今の私に必要なのはこれなのかもしれない」という感覚ですね。

「今に意識を集中させる」という感覚が最初はよくわかりませんでしたが、実践していくうちに同じ目で同じ物事を見ているのに、見る角度を変えることで見え方が全く変わっていく感覚を味わうことになりました。

それにより、自分を客観視し、ありのままの自分を認め受け入れ、自身ではコントロールできない物事に対する執着を手放すことが出来るようになったのです。

真っ暗なトンネルを走っていた感覚はこのころからなくなり、世界はカラフルで光に満ち溢れているんだという希望と勇気に変わりました。

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もちろん今でも落ち込んだり悲しくなったり、いろいろなことが目まぐるしく起こるけど、そうやって浮き沈みあるから人生はより良くなるし、ずっと成長していける。

皆さんもこういった身近な本や言葉との出会いで人生が変わったこと、ありますか?是非ぜひシェアしてほしいなと思います^^

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