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ぼくのサンフレッチェ・ライフ

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関東に住む一人のサンフレッチェ広島を応援する者による観戦記。スタジアムでの出会い、出来事など独自な視点による世界。
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#サンフレッチェ

神戸戦~見せつけられた違い

2024年7月5日 サンフレッチェ広島 vs ヴィッセル神戸 エディオンピースウィング広島

 暑い、暑い、暑い。暴力的とも言える酷暑の日中の熱は日が落ちてからも留まったままだった。この中でのサッカーは確かに辛い。特に全方位でプレッシングで相手を嵌めようとするサンフレッチェにとっては厳しいコンディションである。とはいえスキッベ監督が引いて守るサッカーをやる訳がなく、体力的にどこまで追い込めるかが鍵

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新潟戦~新潟とのドロー

2024年6月26日 サンフレッチェ広島 vs アルビレックス新潟 エディオンピースウィング広島

 新潟には勝てない。特にスキッベ監督になってから一度も勝ってない。それどころか前回対戦では1人少ないにも関わらず終了間近に追いつかれたという苦い思い出がある。それも満田の無謀なるパスを奪われることによって起こった。満田もそれによりポジションを失ったと言える。出場停止明けのスタメン、この試合の結果は後

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ルヴァンカップ・ヴェルディ戦~城福監督との対戦

2024年5月22日 ルヴァンカップ1stラウンド 3回戦 東京ヴェルディ vs サンフレッチェ広島 味の素スタジアム

 無事2回戦を勝ち抜けると早くもJ1同士の対戦となった。その相手はかつてサンフレッチェを指揮した城福監督率いるヴェルディ。手の内がわかってるだけに侮れない。そして中2日の連戦となる中、前節リーグ戦とそれ程変わらず、塩谷がボランチに入った程度の変更だった。対してヴェルディはガラッ

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札幌戦~決定力不足によるドロー

2024年4月20日 コンサドーレ札幌 vs サンフレッチェ広島 札幌ドーム

 その寒さはやはり本州とは違った。乾燥した空気が冷気を伴って降りてくる。そこに身を切り刻むような寒さを感じながらもドームに入ると一安心する。今更ながら北海道に屋内のスタジアムがあることにありがたさを感じるのだった。

 たださすがにアウェイゴール裏は人が少ない。その中でも塊り声を張り上げるサポーター。だがさすがに札幌の

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福岡戦~わだかまりのある引き分け

2024年4月13日 アビスパ福岡 vs サンフレッチェ広島 ベスト電気スタジアム

 快晴の福岡。全国的に春の陽気に包まれてシャツ1枚でも過ごせるような気温は絶好の観戦日和とも言える。が、福岡のスタジアムには空席が目立ちどことなく寂しい気もしてくるもののそれを揶揄する気にもならないのはかつて広島もそうだったからだ。どんなに成績を上げようと客が来ないのは危機感を生み、それが勝利への執念となってくる

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湘南戦~大橋の2ゴールで勝利

2024年4月7日 サンフレッチェ広島 vs 湘南ベルマーレ エディオンピースウィング広島

 中3日、3連戦の最終節。サンフレッチェは外国人選手5人を含む8人が負傷離脱している。中でも不動のCBだった荒木の欠場は大きい。そこに入る中野も前節では新たな可能性を見せてくれたものの今回はトップに屈強なフィジカルを持つルキアンがいる。そこをどれだけ抑えられるかが大きなポイントとなりそうだった。

 そん

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浦和戦~新スタジアムでの開幕戦

2024年2月23日 サンフレッチェ広島 vs 浦和レッドダイヤモンズ エディオンピースウィング広島

 開幕戦。すでにプレシーズンマッチを行ったとはいえ公式戦ではこれが柿落とし。チケット完売。浦和のサポーターも押しかけ声援で圧倒する。それに負けじとサンフレッチェのサポーターも声を振り絞る。声が揺れ動く。このうねり。これぞサッカー専用スタジアムであり新たなホームスタジアムなのだった。

 そんな揺

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プレシーズンマッチ~新スタジアム柿落とし

2024年2月10日 プレシーズンマッチ サンフレッチェ広島 vs ガンバ大阪 エディオンピースウィング

 サッカー専用新スタジアム。これをどれだけ待ち望んでいたことだろうか。ピッチまで遠くアクセスにも劣るエデイオンスタジアムはJリーグの中でもワーストに入るスタジアムだった。広島じゃしょうがない。いつしかそんな諦めも持ったものだが突如として決定した新スタジアムの構想。興奮したものの本当に建つんだ

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ガンバ戦~幸せな形でのEスタ最終戦

2023年11月25日 サンフレッチェ広島 vs ガンバ大阪 エディオンスタジアム広島

 チケット販売完了。

 エディオンスタジオ最後の試合というメモリアルには多くの人が集まった。入場待ちの列は長く連なり背後の山まで続いていった。グッズ売り場ではほぼ整列が意味をなさないような混雑ぶり。3万人以上の席のあるスタジアムながら実際には2万人以上の来場に耐えられない。今更ながらこのスタジアムの限界が垣

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札幌戦~北の大地でのスコアレスドロー

2023年11月11日 コンサドーレ札幌 vs サンフレッチェ広島 札幌ドーム

 温暖化の影響は北の地でも寒さをもたらせなかった。もはや日本に冬は訪れないのだろうか。そんな懸念すら抱いてしまったものの前日の雨が気温を一変させた。張り詰めたような冷気。乾いた風が吹けば寒さが一層身に染みるのだった。

 そんな厳しい気候であるが故にドームというのは一定の安心感をもたらした。少なくとも風が凌げるのはあ

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FC東京戦~取って欲しい選手のゴールによる勝利

2023年10月28日 FC東京 vs サンフレッチェ広島 味の素スタジアム

 日差しの強い日だった。その分日陰に入るとひんやりとしていて時間の経過と共に日が傾いてくるとむしろ肌寒さを感じるようになった。この時期の寒暖差は激しい。だがアウェイゴール裏のエリアは満席となり熱き応援が繰り広げられる。そこには2022年以来勝ててないFC東京に対して今度こそはという想いも湧いていたのだろう。

 スタメ

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セレッソ戦~崩れなかった均衡

2023年10月21日 サンフレッチェ広島 vs セレッソ大阪 エディオンスタジアム広島

 スタンドには工藤壮人をしのぶ弾幕が掲げられてた。

 ああ、そうか。工藤が亡くなったのはこの頃だった。そして昨年のこの時期はルヴァンカップの決勝だった。見事優勝を果たしたのは工藤の恩恵があったような気がした。ただ、先制したのはセレッソだった。そしてもはやこれまでというとこでピエロスの奇跡の2得点により逆転

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名古屋戦〜采配が的中した逆転勝利

2023年9月30日 サンフレッチェ広島 vs 名古屋グランパス エディオンスタジアム広島

 雨上がりにより濡れたピッチが照明の光の反射を受け、夜空とのコンストラストが神秘的だった。そんな中での選手紹介。名古屋にはサンフレッチェから移籍した稲垣、野上、森島が揃って名前を連ねていた。因縁の対決。だがそれ以上に存在感を放つのが長谷川監督だった。この監督はなぜかサンフレッチェの障害となる。どこのチーム

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京都戦~拭えない決定力不足

2023年9月23日 京都サンガF.C. vs サンフレッチェ広島 サンガスタジアム by KYOSERA

 9月も後半が過ぎ流石に日が落ちると涼しさを感じるようになった。暑さがない。それは本来のスタイルであるハイプレスをやりやすい気候とも言える。そしてそんな試合に満田をアタッカーの位置まで上げボランチを川村、野津田を置き、左ストッパーに体調不良の佐々木に代わり東が入るのだった。東にしてみれば久

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