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「読まれない発信」を卒業し、「発信で選ばれる」には?

中野丈矢です。

「何か良いことや、役に立つことを発信しなきゃ」などと考えるうちに、手が止まってしまいます。

真面目な人ほど、ある種の強迫観念を持ってしまい、発信することに対して気持ちが億劫になりがち。「毎日、発信してる人がいるのに、なぜ自分はできないのか?やっぱり自分はメンタルが弱いんだ」などと自己評価すると、さらに追い詰められてしまいます。

また、「良いことを発信したい」という気持ちの裏側には、「専門家として有益な情報を発信しないと、恥ずかしい」という考えも。

では、「読まれない発信」から卒業するには、何を書けば良いのか?

一つのヒントとして、「人気者の独裁者になろう」ということ。

これは、どういうことか?

「発信しても読まれない」その原因の正体は?


ビジネスをする上で、SNSやブログでの発信は必須スキルです。個人でビジネスを立ち上げるハードルを低くさせたのも、発信だと言っても過言ではありません。

「生き残るには、良いことを言わなきゃ」などと考えるうちに、発信しても反応が低くなることも。発信をスタートしたタイミングでは、自分が知らない人にいいねされたり、あるいは自分が考えた言葉がオンライン上に広がっているのを見ては、「前が開けた」ような感じもします。

だから、「専門家として、良いことを言わなきゃ」などと身構えて、堅苦しい表現になってしまったり、あるいは理論やメソッドばかりの発信に偏ってしまい、挙げ句の果てに反応も減っていく。思ったような反応がなければ、「何のために発信しているのか?」そう感じてしまいます。

「まだ量が足りてないから」だとか、「書き方が悪いから」だとか、「投稿するタイミングが悪い」だとか、色々と考えていくうちに、八方塞がりな気持ちも抱いてしまいます。

しかし、これだけは覚えておいて欲しいのです。

それは、SNSやブログの発信での主役は、情報ではなく人であるということ。

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ノウハウでは差別化できなくなった


書店で並んでいるベストセラーを見ていけば、人気が出やすいジャンルは小説か、漫画です。「小説や漫画など情報量が少ないから読まない」と考える人もいますが、主役や情報ではなく、人なんです。

いくら「良いこと」が書かれていても、あくまでも深い悩みや強いニーズを解消してくれる情報に限った話です。「専門家として相応しい情報を」というプロ意識の高さが、時として邪魔してしまうのです。

これはとても皮肉なもので、消費されている商品を見渡していけば、深い悩みや強いニーズを見つけるのはとても困難です。かといって、悩みやニーズを無視しましょうと言いたいわけではありません。

主役は、情報ではなく、人であるため、「良いこと」「お役立ち」よりも、「なんか良い人」「ちょっと気になる人」「この人の考えに触れてみたい」と思える人の発信ならば、悩みやニーズを解消してくれる情報を受け取れるものだと、これまで延べ5000名以上の方をサポートしてきた肌感覚として感じています。

「情報が良いから選んでもらえる」のではなく、「人として選ばれたから、情報も選んでもらえる」ということ。

言い方を変えると、「需要を生み出す」ということになりますが、需要を生み出すにせよ、人が主役です。

良いことや役に立つかどうかを見極めて頂くには、まずは人として選んでいただく方が先決です。

人気者の独裁者になる


これはちょっと過激な表現になりますが、「読まれない発信から卒業するには、人気者の独裁者になればいい」ということ。

人の本質的な欲求というのは、もともと物語を好む性質を持っているため、情報よりも人を求めてしまうのです。

これを象徴する事例が、最近、僕にも起こっています。「個性で売れるマンツーマンプログラム」という集客の再現性を確立させるプログラムを募集しました。

メルマガと公式LINEにご登録下さってる方のみの募集とさせて頂きました。

募集する前から「受ける」と決めてくれた方や、「プログラムの内容は詳しく見てないけれど、中野さんのプログラムならば」という理由で受講を決めてくれた方も。

僕が人気者の独裁者かどうかはさておいて(笑)、ノウハウで差別化できなくなった時代で選ばれるには、「個性で売れる」という活動も必須なのでは?と考えています。

主役が情報ではなく、人なので、もはやノウハウでは差別化できません。

人気者の独裁者になれたとしても、何でも好き勝手やれば良いのか?というと、もちろん「ノー」ですね。

特に、商品やサービスの内容が、相手の方の人生を変えるほどのコンテンツであるならば、提供者側の倫理観やポリシーが「この人から学んでみたい」と思わせるほどの、「共感」や「憧れ」を作れてしまう個性を言語化することが、読まれない発信から卒業できる出口だと言えますね。

「倫理観やポリシー(価値観)で、選ばれる人が最も強い」のではないでしょうか?

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