なぜ、人と比べることが無意味なのか?「成長してない」なんてアリエナイから。
中野丈矢です。
「周りの人たちを見ていると、自分だけ取り残された気分しかしない」
そんなマイナス思考になることも。
オンライン全盛期の今を生きてる僕たちは、誰かの活躍をSNSで簡単に見ることができます。
そんな姿を見ていると、自分がやっていることがバカバカしく思えることも。
しかし、大丈夫です。
自分の個性と向き合った分だけ、人はちゃんと成長しているからです。
なぜならば、
・成果として現れる時期
・可能性を高めている時期
とに分かれているのです。
これはどういうことか?
6時間かけてやっと1記事完成
今でこそ、「個性で選ばれるビジネス講座」という講座を主催したり、個人コンサルをしている僕ですが、起業初期の頃を思い返すと1記事書くのに6時間かかってました。
当時はまだ、書くことに慣れてはおらず、「この日本語でおかしくないか?」とか、「この表現であっているのだろうか」と、1文字書くたびに筆を止めて考え込んでました。
1記事書くのに3~4000文字ものボリュームで量産していたため、ネタ探しに3時間、書くのに6時間かかってました。
パソコンの画面に集中していると窓の外を見上げると夜になっていた・・・ということもあったほど。それくらい僕が書くスピードは遅かったのです。
また、起業前の僕の書くスピードは400文字書くのに半日かかってました。400文字と言えば、A4サイズの用紙くらいでしょうか。
しかし、僕は自分のコンテンツを仕上げることに集中していたので、人と比べることは全くしてませんでした。
「どう伝えたら、読者さんに伝わりやすいのか?」
「どんなタイトルならクリックしてもらえるのか?」
そんなことばかり考えていると、他の人のことなんてどうでも良かったのです。
読みに来てくれる読者さんにだけ、フォーカスしていればそれで十分だったからです。
効率を考えると感性が磨かれない
では、当時の僕を振り返っても、「書くスピードを上げて効率的に記事を量産していれば、現実はもっと違ったかもしれない・・・・」なんてちっとも感じません。
なぜならば、効率を考えると感性を磨くことはできないから、です。
組織で働いていると効率重視で動かなければならいため、感性より思考をより使わなければなりません。そのため、人と人との関わりが希薄なものとなって、社内にギスギス感が漂い始めるのです・・・
選ばれる個性には、用意されたルートを辿るよりも、自分でルートを作って進んでいけるメンタリティーも必要です。
効率的に動こうとすることは大切かも知れません。
ですが、「それは既に用意されたルートをいかに早く、それも上に登れるかどうか」だけにフォーカスされてるから。
用意されたルートを辿るだけでは、無個性となってしまいます。
自分で考えたり感じたり行動することなく、ただ用意されたルートを辿っていけば良いのですからね。それだと自律・自立へと向かうはずもありません。
そんなことからも、「効率を考えると感性が磨かれない」と言えますし、用意されたルートを競い合うことに興味を示すよりも、個性を磨いて行くことに興味を向けると、「選ばれる個性」へと近づいていけるはずです。
選ばれる個性はムダが栄養
「これをやって、これをクリアすれば、きっと大丈夫!」という学校の授業のような感覚では、ビジネスは思うようにはなりません。
答えは自分で作るのがビジネスだからです。
学校の授業では、すでに用意された答えを出せるかどうかが重視されています。けれど、学校を出たけれど「やりたいことが分からない」「夢もないから、とりあえず就職した」のような消極的な生き方を、漠然とした不安を抱えたまま生きてる人も少なくはありません。
ただ言えるのは、「自分の個性と向き合った分だけ、ちゃんと成長している」ということ。
成長といっても色んな成長があるからで、
・成果として現れる時期
・可能性を高めている時期
という時期がバイオリズムとしてあるからです。
まるで陰と陽のような、「努力が実を結ぶとき」「努力を耐え忍ぶとき」というタイミングが波のようにやってきているのです。
人と比べてしまうのは、他の人が努力を身を結ぶ時にだけを見ると、自分だけ取り残された気分になるかも知れません。
ですが、努力を耐えしのんだ先に、身を結ぶ時が交互にやってくるので、人と比べず自分の個性と向き合っていきましょう。
たとえ、変わってないと思っても、実は可能性を高めている時期を経験しているからです。
今では人の文章を添削してる僕ですが、1記事書くのに6時間もかかってました。
効率だけで考えるとエネルギーロスもいいところ。
ですが、個性と向き合ってきたおかげで、「どんな気持ちでその人がその言葉を発しているのかが、ある程度のところまで掴める感性を養っていたのです。
パソコンの前に座って、なかなか言葉にできず悶々としてる時期ですら、僕は感性を養っていたのです。つまり、成果として現れてはいないけど、可能性を高めていたということになりますね。
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