最も伸びしろのある成長産業は、すぐそこにある。
「もっと雇用が流動化して、成長産業に人が動いた方が良い」
こちらのインタビュー動画で、茂木さんがお話していた。
成長産業とは。
スマホアプリ?スマホゲーム?
スマホから時計へ?
スマホからメガネへ?
それとも全てのモノがネットと繋がる世界?
時代は逆行する?
IT関係はもっと成長する。
それは誰もが疑わないだろう。
一方で、欧米の若者の間でシンプルな携帯が流行しているらしい。
以前読んだ稲垣えみ子さん程ではなくても、「電子機器」に囲まれすぎる生活にどこか疲れている人が増えてきているのかもしれない。
身近で大きな成長産業
私が個人的に「成長産業」だと思うのは、やはり子供である。
(産業ではないけれど)
例えば、40代の私がこれから東大へ入学する可能性は0に等しいだろう。
だけど、5歳の子供ならどうだろう?
東大どころか、ハーバードにも行けるかもしれない。
あなたが育てている子供は無限の可能性を秘めている。
芦田愛菜になれるかもしれない。
オリンピック選手になるかもしれない。
サッカーの日本代表になるかもしれない。
「経済的な余裕がないと子供に投資できない」という声もある。
でも、高度経済成長期を支えてきた松下幸之助は小学校を4年で中退している。
菅元総理だって、農家の息子。
SMAPの中居君は、家が貧しくて「水かけご飯(水道水をかけるだけ)」を食べていた時期もある。
石丸伸二さんだって、世帯年収400万・3人兄弟という環境で育ち、高校までオール公立で京大へ行っている。
勿論、経済的に豊かな方が「有利」であることは間違いない。
本人の素質も必要だと思う。
だけど「育て方」と「出会う人」によって、可能性は無限にあるのではないか?
無限の可能性を秘めている子供達に投資しない手はない筈。
それなのに、国家予算の中で教育に占める割合は4.9%
一方で社会保障は33.7%。
社会保障費は毎年増加する一方。
年金制度が維持できないので、社会保険の加入範囲をパート勤務までどんどん拡大する。
現役世代は、益々経済的なゆとりがなくなって子供に投資ができなくなり、子供を産まなくなる。
次の総裁選へ立候補する人の最終的な顔ぶれは分からないけれど、思いっきり「教育」へ投資する人に次のリーダーになってほしい。
観察と問題解決思考
もう一つ、個人的に大事だと思うのは「周りをよく見る事」ではないだろうか?
昔、雑誌で小学生が「問診票アプリ」を開発した記事を読んだ。
その小学生は、小児科へ行った時に赤ちゃんを抱っこしながら手書きの問診票を書いてる姿を見て、「大変そうだな」と感じたのでアプリを開発したらしい。
ネットスーパー、タクシー配車アプリ等最近のモノも。
電気・水道・ガスだって。
誰かが「こうなったら便利だな」「これができたら喜ぶだろう」という観察力があるからこの世に誕生している。
観察して終わりではなく、「だったらこうしてみたら?」
そう、植松努さんの名言である。
そうやって「自分で作る」という思考までセットで大事なのだ。
そう考えると、大変マズイかもしれない。
日々の通勤・通学でも、電車に乗り込んだ瞬間にスマホを開き「自分の世界」に没入する。
イヤホンをして外の世界を遮断する。
友達と集まっても、それぞれのゲーム画面を見てる。
家族で食事に行っても、それぞれがスマホを見てる。
そんな風景も当たり前になってきている。
人とコミュニケーションを取ったり、社会と物理的に繋がる事は厄介に思える事も沢山ある。
だけど、スマホの中だけではなくリアルな人と人の関わりはとても大事ではないだろうか。
これから世の中はどう変わっていくのか分からない。
だけど、「最も伸びしろのある子供」を育てているという事を忘れずに、色々な事と向き合っていきたいと思う。
今日も有難うございました。
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