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「自ら学ぶ力」を身につけた大人は少数派?

先生が黒板の前に立って、ひたすら教科書内容を子どもたちに教えるという授業では、子どもたちの学びの姿勢は受け身になりますよね。自ら学ぶ力を鍛えることは難しいと思います。

著書より

確かに。

でも、殆どの人が「受け身の授業」で過ごしてきている。

変化の激しい時代、このままで良いのか?


教えない授業

コチラの本を読んだ。

著者は、工藤勇一先生が3月まで校長を務めていた横浜創英中学・高校の副校長、山本崇雄先生。

架空の家庭を舞台にした小説と先生へのQ&Aで構成されていて、とても読みやすい。


本の中に出てくる架空の家庭の子供(中学生)は、まさに横浜創英の様な「教えない授業」を実践して、宿題も一切出ない学校に通っている…という設定。
お母さんは、その子供が家で全く勉強せず1学期を終え成績が散々だったのを見て「このままで良いのか?」とモヤモヤする…というリアルな設定(笑)

本に出てくるのは中高生なので、対象もその辺りの子供向けかな?という気がする。

だけど「子供が主体的に学ぶ事の大切さ」を改めて感じられる本だった。

自ら学ぶ力は必須のスキル

本の中で「学び続ける事」の大切さについて、こう書かれていた。

いつの時代も社会がどう変化するかを完全に予測することはできません。
ですから、子どもたちは社会に出たら、社会の変化を感じながら、これからの社会をより良くするために必要な知識技能をその都度、自分で学んでいく柔軟性が求められます。

著書より

これ、本当にそうだよね。

今40代の私は、かろうじて高校でパソコンの授業があった。
Excelの関数、Wordで文字を打つとか。

短大は「電子情報学科」だったので、もっと専門的な分野も勉強した。

だけど職場で40代後半以上の人で高校までにPC習った人ってあまりいないのでは?と思う。


私の職場、職種は営業だけどPCを使う仕事も年々増えている。

だから「PCが苦手」と言う人達は大変苦労している。
「ダウンロード」が分からないとか、拡張子って何?みたいな感じなのだ。


時代の変化は益々早くなっていて、今となってはExcelの関数やマクロももっと別の方法が出てきている。

「学んだ方が良い事」はどんどん変わる。

その時に、会社が研修とか勉強の機会を与えてくれないと学べない人は「イケてない会社」「面倒見が良くない会社」にいたらどんどん置いていかれる。

「社会人になると本が読めなくなる」とよく言われる。
それは、学生時代にずっと「受け身の授業」を受けた弊害なのかもしれない。

家でどう生かす?


これは、先週紹介した「ヨンデミー」の本にも書いてあったけど
「子供には魚の釣り方を教える」と言うように、親は子供の「学ぶ環境」は用意してあげるけど、何を学ぶか?や学び方は「自己決定」させる事が大事なんだな…と改めて思った。

例え「外発的動機付け」だとしても、自ら「やる!」と言いたくなる環境を用意する。

それと「机に向かうこと」だけが勉強ではない。
これも忘れないようにしたい。

きっと今まで以上に、「社会人になっても学び続ける」事が必要になる。

「学び=楽しい」

そういうイメージができるように、ネガティブにならないように。
最善を尽くそう。

〈あとがき〉
因みにヨンデミーは、毎日ミニレッスンをやっているものの「おすすめされた本」は全然読みません(^_^;)
難しいですねぇ。

今日もありがとうございました。


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