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もっと収納があれば…と言う発想が危険なワケ

嫌だ。
もう限界である。

奥の部屋から出してきたセリアのストレージボックス4箱から溢れ出てきた大量のプリント。

全て、長男の小学校受験に関するモノだ。

年の瀬も迫ったとある日。
私は大量のモノに囲まれて途方に暮れていた。


受験は恐ろしい

ストレージボックス4箱が全て小学校受験関連。

問題集。
過去問。
次男の為に…と、コピーしておいた綺麗なプリントも1箱分位ある。

次男が今と同じように、週1回幼児教室へ通い続けたら例え「春期講習」「夏期講習」「秋期講習」へ行かなかったとしても、やりきれそうもない位のプリントがある。

あの当時、配布された綺麗なプリントは全てキンコーズでコピーをしていた。
1枚6円程でコピーができるにも関わらず、軽く1万円を超えるくらいコピーに投資していた。

自動読み取りのコピー機をレンタルする事を何度も検討したけれど、レンタルしたらもっと大変な事になっていたと思う。
中学受験ともなれば、多くの人が購入またはレンタルするらしいので、本当に「受験」というのは恐ろしい。

長男が年中・年長の2年間で取り組んできたプリントは、積み上げれば軽く身長(120㎝)を超える位あった。
よく、教室のインスタグラムには積み上げたプリントの横に並ぶ子供の写真が投稿されていた。

誇らしいだろうと思う一方で、そんな事に本当に時間を費やして良かったのだろうか?と、少し胸が痛む。

受験が終わった直後まで、長男が取り組んだプリントは全て保存をしていた。なのでプラス4箱分位の紙類があった。

長男は「捨ててほしくない」と言うので全て保存していたけど、流石に「もう終わったプリント」は見ないだろうと思い、去年の年末に一部残して捨てた。


プリントだけじゃない。

絵画講習のプリントやスケッチブック(毎日書いてた)。
お話づくりの絵カード。
学校見学の時に書いたメモ類、願書の下書き、学校のパンフレット。
面接用に書いた台本。
模擬テストの結果1年分。

プリントは勿論だけど、絵画、お話づくり、面接練習は毎晩家の中で家族で取り組んできた事そのものだ。
久しぶりに目にして、ちょっと泣けてきた。

今となっては「近所の公立で良かった」と思っているけれど、家族全員が同じ日に向かって頑張った事は一生の思い出である。
プリントではない「細々したもの」は結局今回も捨てる事ができなかった。

そして、次男も春から幼児教室に通い始めた。
次男のプリントは今の所全て保存していた。

でも、もう嫌だ。
もしこの先あと1年通ったとしたら、結局もっと大量のプリントに囲まれて生活しなければいけない。

私がわざわざ出してきて「ほら、昔やったプリントだよ」なんて言って見せたりしなければ子供達がこの箱を自ら開ける事はない。
「前にやったプリントが見たい」なんて言い出す事もない。

長男のプリントは保存しておいたのに?と若干胸が痛むけど、次男のプリントは破棄する事にした。
「できる」「できない」のチェックは、日々の授業と模擬テストで十分。
書き込み済のプリントで復習なんてしたことがない。

収納という魔物


ふと思い出すのは実家の事だ。
実家は大きな押し入れ2つと、地下のパントリー、屋外にも物置があった。

高校時代に、屋外の物置を見たら私が過去に使っていた教科書が全て保存されていた。
なんと小1からずっとである。

押し入れには「思い出」と書かれた衣装ケースがあり、開けてみると私の幼稚園時代の制服、帽子、鞄、作品集等がぎっちり入っていた。

思わず母に「何でこんなのとっておくの?もう着れないじゃん」と言い放った。

今なら母の気持ちが分かる。
幼稚園の制服は可愛いし。
「こんなに小さかったんだ」とスリスリしたくなる程、愛おしいだろう(笑)


でも、当時の私が正論である。

「なんでこんなの保存してるの?」

子供にとっては、過去の事であり興味のカケラもない事なのだ。


もし実家に「収納」という置き場所がなければ、取捨選択していただろう。
Daigoの本に「収納を買うと、人間はモノで埋めたくなる」と書いてあったけど、本当にその通りだ。

最大の悩みは「子供の作品」

受験程ではないけれど、保育園や小学校から持ち帰る「作品」も悩みの種だ。

特に年度末に「作品集」と題して大きな袋に一年分の絵や作品が入った袋を貰った時は本当に困った。

小学校も、期末とか長期休暇前になると突然ファイリングされたプリント類が返却されたり、夏休みの自由研究や読書感想文も捨てづらい。

今年の春、ランドセル置き場を設置する為に家中の収納を見直す為に購入したこの本。

素晴らしい収納方法が沢山掲載されているけど、結局「いや、そのスペースが我が家にはないのよね」という場面が多々あった。

そして、「子供の作品を綺麗に保存しておく為の箱」等が紹介されていて購入しようかかなり迷ってしまった。

でも、そんな箱に入れたら絶対に見返す事はない。
結局見るのは「捨てようかどうか迷った時」なのだ。

写真を撮って破棄とは言っても


ネット記事や本には、「子供の作品は写真を撮って破棄」等と紹介されている事がある。

私も何度もそれを繰り返してきた。

でも、その写真もどんどん埋もれていくよね💦

自分のカメラロールは容量オーバーになってくる。

LINEのアルバム?
Facebookに非公開アルバム作る?
Amazonフォトに同期されたらスマホからは削除?

クラウドなのか、メディアに記録するのか。
フォトブックで作品集でも作るのが良いのか。

どういう周期で撮影、削除するのか。
保存形式はどうするのか。
そういう自分の中でもルールがいつまでも決まらない。


多分、発想がシンプルな人ならば迷う事なく「自分の記憶」に保存してサクっと捨てられるだろう。

捨ててしまった方が絶対にスッキリする。

ルール作りまで辿りつきたい…!


現在、上司もびっくりの冬期休業中。

何とかこの休業中に「ルール作り」まで辿りつきたい。

正直、遊ぶよりもこの問題を解決したい。
でも、そうもいかないのが子供のいる生活なのだ。

周りから「こんなに長く休むなんて、海外でも行くの?」とか言われるけど。
家を快適な状態に保つ為の断捨離、ルール作り、掃除。
これだけで軽く3日は要する様な気がする。

やっぱり「モノ」と「収納」ってロクでもないね(笑)


まとまりのない話にお付き合い頂き、有難うございました。
子育て中の方、子供のモノとの付き合い方どうしていますか?
良かったら教えて下さいm(__)m

それでは、今日も素敵な一日になりますように☆彡







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