「主体的に取り組む態度」はどう測定するのか?
突然ですが(いつも)
皆さんのお子さんは、授業中に挙手をするタイプですか?
そして皆さん自身は子供の頃に、挙手をするタイプでしたか?
私は授業中は殆ど上の空だったし、学校が嫌いな子供だったので「手を挙げる」という行為が何となく好きではなくて全く挙げませんでした。
一方で、小1の長男は「これでもか!」と言う程、手を挙げます。
授業参観の度に必ず、挙手して何か発表をする場面に遭遇します。
でもね、これが「え?ちょっと聞かれている事と違うんじゃない?」みたいな。
何か特に考えてないような答えだったりするんです(^_^;)
学校が求める生徒像
昨日、ようこさんがお子さんの授業参観を見て、挙手をする?しない?について感じた事を書かれていた。
凄くよく分かる。
手を挙げない子の方が、よく考えているケースは多々ある。
又は、万が一先生が期待した回答を言えなかった時の「アレ?」ってリアクションを見るのが怖いとか。
この前書いた、小学校受験の「行動観察」まで極端ではなくても、やっぱり学校という場所(特に小学校)には「理想的な生徒像」というものが色濃く存在している。
授業中に積極的に発言をする。
休み時間はお友達と元気に楽しく遊んでいる。
掃除、係活動等ではリーダーシップを発揮している。
決して
授業中は一言も発言しない。
休み時間は1人で本を読んでいる。
掃除、係活動では黙々と「自分の仕事だけ」をこなしている。
こういう子は、良い子像からかけ離れている。
恐らく、中学の「内申点」というモノの「良い子像にどれくらい近いか?」というモノサシで見られるのだと思う。
通知表にある「主体的」とは?
そこでふと、学校の評価軸であろう「通知表」を取り出してみた。
すると全ての教科に「主体的に学習に取り組む態度」という項目がある。
では、主体的に…とは具体的に何なのか?
①言葉がもつ良さを感じる
②楽しんで読書をする
③国語を大切にする
④思いや考えを伝え合おうとしている
こうして分解してみると、客観的に見て推し量れる事って④位かもしれない。
かろうじて、図書室によく行くとか常に本を借りてるという理由で②の評価ができるかもしれないけれど、そこまで担任の先生が把握しているか謎だ。
極端な事を言えば
「凄く読書が好きで、色々な言葉や物語を心の底から楽しんでいるけど。
それを言語化する事は得意ではない」
という子は「主体的に取り組む態度」は〇にならないかもしれない。
つまり、「子供が主体的に取り組んでいるかどうか?」なんてことは
簡単には測れないし、人が人に〇×を付けるような事じゃないのではないか?
と思うのだ。
初めて通知表をもらった時も書いたけど、あまり「他人からの評価」を気にせず、好きな事に邁進してほしいと思う。
そして色々な個性を持つ子供達を、学校現場で「みんな違って良い」「オンリーワン」と大切に育ててくれたら良いなと思わずにいられない。
最後までお読み頂きありがとうございました。
今日も素敵な一日になりますように☆彡
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