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子供が初めて転んだ時、オロオロしますか?ニコニコしますか?

「子供が最初に歩き始めて転ぶ瞬間を、
意識的に大事にしようと思っていたんですね。
転んだ事そのものがとんでもない事だと思わせたくなかったので、
転んだ時に笑顔でそれを見てる。
転び方にもよるでしょうけど、子供って大概の事では泣かないんですよね。
笑顔でいるとそのまま続けるけど、
親が大丈夫?大丈夫?って大騒ぎすると泣き始めたりする」

イヤホンから聞こえてくる工藤勇一先生の声を聞きながら思った。

私は「子供が初めて転ぶ瞬間」を意識して待った事がない。
そして既に忘れてしまったけれど、過剰に反応したか?はともかく笑顔でいられなかった気がする。

人を育てるという事について、私は何の哲学も持ち合わせていなかった。


子育ての最上位目標

voicyで工藤勇一先生と平川理恵さんの対談が放送された。
先日YouTubeにお二人が出演しているのを見て以来、平川理恵さんのvoicyをほぼ毎日聞いている。
なので、とても嬉しい共演だった。

工藤先生は子育ての最上位目標をこう話していた。

他人の手を上手に借りながら
自分の力で社会で生きていける子にすること。

何度も講演動画や本で見聞きしてきたけれど。
改めて考えてしまった。

私が長男を出産した時、そんな事は全く考えていなかった。


オッパイ→ねんね→ウンチの無限ループな生活の中。
「何か良い事(?)をしたい」とか。
達成感を得たくてこんな本を買ったりした。

子供のステージは目まぐるしく変わり、どう育てていけば良いのか分からなかった。
だって、出産前に「赤ちゃんと安全に過ごす方法」位しか習ってない。

その後は、検診で相応の発達をしているか?位しかチェックする機会もない。

1年前にも同じように感じていた。
子供の成長スピードは速くて、親の心構えが追い付かない。

続けてこんな話もされていた。

子供が自己決定をどれだけ繰り返せるか?が大事。

自分にとって重要か否か?を選択する機会が殆どない。
日本の教育は「やらされている事をこなす人」を生産している。

耳が痛い。耳が痛い(笑)

昨日の「中学受験は200やるんです」の世界ってこういう事なんだろうな。
子供自身がそれを重要だと思えるのか?

教育は変わる


番組の前半は、「今の教育」に問題あり!という話が殆どだった。

だけど、最後の最後に工藤先生がこう話していた。

教育は変えなければいけないなと思う。
でも、教育は変わります。
確実に教育を変える人が、そこらじゅうにいる。

教育に携わる人が全員当事者意識を持てば変わる。
そう話していた。

あれ?
これって、田内学さんがこの前話していた事と同じじゃない?

お金の事、教育の事。
自分が「当事者意識」を持ち始めた事について、リアルに語り合う場所があれば良いのに。

それこそ北欧の様に、コーヒーでも飲みながら政治家と語り合える様な世界が出来たら良いのに。

私も「ただの保護者」でしかないけれど。
当事者意識を持って一つ一つに接していきたい。

〈あとがき〉
早く目覚めた長男が、今まさに目の前で
「漢字宿題やだ。大っ嫌い」としかめっ面している(笑)
まだ小2なんだから漢字の宿題位はやっておいて…と思いつつ、小2で習う漢字なんてそのうち書けるようになるのでは?という気もする。
って言うか、子供が大きくなった頃に「手書き」で何かをする機会ってどれ程あるんだろう?
日々、どう接すれば良いのか本当に難しいよ(笑)

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