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「答えがない時代の新しい子育て」感想ー学びの入口は「ご褒美」でも良い

おはようございます。
6歳と4歳のおサルさん(男子)を育てるワーママです。

先日、松丸亮吾さんの「答えがない時代の新しい子育て」をお勧めする記事を書きました。

この本は「教育界の10人」と松丸さんの対談本です。
今日はその中から、私自身が勇気づけられた部分をご紹介したいと思います。

本を1ページ読んだら1円

第2章に登場した宝槻泰伸さん。
私はこの本で知りましたが、探求学舎という塾を経営されているそうです。
検索してみたら、noteもありました。

宝槻さんはお父様が「読書は教育のプラスになる」と考え、子供が読書にはまる仕掛けとして「本を1ページ読んだら1円あげる」というルールにしたそうです。

しかもどんな本でも、漫画でもOK!

このルールがモチベーションになって本を沢山読んだそうですが、やがて「読書そのものに喜びを見いだすようになって、このルールは自然消滅した」そうです。

「楽しくない」をどうやったら「楽しい」に変えられるか

宝槻さんはこの経験を「外発的動機付けから内発的動機付けに移った」と仰っていました。

読書も勉強も「入口」は何でも良くて

やってみようかな→ やったらできるようになる→ できるから楽しい!

に変化したら子供が内発的動機に変わっていくかもしれない。

著書より要約

ここが、私がこの本の中で一番心がラクになった部分でした。

長男にも、次男にも

「このプリントが終わったら日曜日に〇〇公園(遠く)へ行けるよ」と遊びで釣ってみたり

シールをあげてみたり、最近ではお小遣いのポイントに勉強を入れたりしています。(※お小遣いの件は、後日書きたいと思います)

つまり「外発的動機付け」です。

「勉強する動機がモノやお金になる事」は

「なんとなく正しくない」様な気がしてモヤモヤしていましたが

量をこなすうちに分かるようになり、分かれば楽しくなる

は間違いないと、最近長男を見ていて感じます。

「分かれば楽しい」を実感したばかり

長男は年長の12月からRISU算数をスタートしました。

小学校受験の勉強で、図形や四則演算の概念を学んできた長男にとって、RISUキッズは勿論、RISU算数(小学生向け)も、最初のステージは楽勝でした。

特に図形が得意で、開始1か月程で「3年生の図形」まで終わってしまいました。

一方で四則演算に関しては「ひっ算」がスタートすると途端に苦戦するようになりました。

小学校入学の前後は「最低1日1シート(1~5問)はやる」というノルマをこなすだけ状態になっていましたが

4月の中旬に、仲の良いお友達に刺激されて長男自ら「1日5シート(5~25問)やる事にする!」という目標を掲げました。

長男は、四則演算の中でも「引き算のひっ算」が苦手で、「1日5シート」は大変でした。

取り組んでいる途中に「分からない!」とグズグズし始めて、いつまでも進まない日もあり、朝からグズグズされて親もグッタリな日々が続きました。

そこでRISUからご褒美をもらうためのポイントを記録してみたり

今のペースでポイントを貯めたら、いつ長男が狙っているiPhoneに辿り着くのか?を夫がExcelで計算して見せたりしました。

そうして何とか「釣り」を続けていくうちに、3桁の引き算辺りから徐々にやり方を理解し始めて回答スピードが上がっていきました。

やはり「分かれば楽しい」ようで、「まだやりたい!」と言って、1日に10シートやる日も出てきました。

今月に入ってから「4桁の引き算」が始まりどうなる事かと思いましたが、計算方法は3桁までと何も変わらないのであっという間にステージクリアしてしまいました。

学習時間も1日40分位から10分位に減りました。

「山を越える経験」ができたのかな?と思います。

大切な事は「対話」

少し本と逸れてしまいましたが💦

対談の最後に宝槻さんから「親へのアドバイス」として、こう書かれていました。

子供が自分の好きな事の話をしている時に、興味を持って聞いてあげて、一番のファンになる。
子供はハッピーになるし、モチベーションも上がる。
子供の話を聞いた時に、「凄い!」「それで?」みたいにリアクション芸人になるぐらいの感覚でいいと思います。
(一部省略)

この「対話」が大切という話

工藤勇一先生も、芦屋市長の髙島崚輔さんも、よく話されている事なんですよね。

長男は何かを見ても「感想を言語化」するのは苦手な様ですが、自ら積み木やマグフォーマーで作った町については口数多く色々お話ししてくれます

こういう時に「うんうん!」だけで十分ですが

長男の思考が整理されるような質問ができるように、私も鍛えたいと思います。

本の中でヒットするポイントは十人十色

宝槻さんの対談の中では他にも色々な事が語られていましたが、それは是非手に取って読んでみて頂きたいです。

本の中では別のキーワードの方が大きく取り上げられています。

それでも私は「外発的動機づけ」が一番印象的でした。

別の本を読めば「勉強のモチベーションがお金になるのは良くない」とハッキリ書いてある。
過去に、その主張の本を読んだ事もあります。

だけど我が家は「量をこなす→分かるようになる→楽しい」という経験値があるので、この道を信じていこうと思います。


この本の中にはまだまだ多くの発見があったので、またご紹介していきたいと思います。

今日もありがとうございました!

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