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【やさしさに包まれて】

私はどうしようもない人間だ。普通に生きることができない。これまでの泣きたくなるような失敗や、毎日のやらかしを数え出したらキリがないほど。

こんな自分が大嫌いで責めながら生きてきた。また普通に生きるみんなが羨ましくて、どこか劣等感をもちながら。「みんな、私のことなんか分からない」なんて捻くれ、自分のことは話さず、また何があっても相談せずにいた。


去年いろいろあった失敗から、今年の目標は“沢山の人と会うこと”。 心が落ち着いた時は友達に連絡する回数を増やした。中には5年ぶり話す子も。

勇気を出してここ最近何があったか話した。自分をさらけ出し「えええっ!?」と驚くことも全部

話した後落ち込む。私はてっきり皆んな怒っていると思った。「さくちゃん、何歳?いい加減気をつけなよ」と言われることを覚悟していた。


恐る恐る顔を上げる。


誰一人責めず、優しい目で私を見ていた。

こんなどうしようもない人間の失敗談を聞き、「それは辛かったね」と慰めてくれる人が沢山いることに驚く。

中には「その時すぐに相談してくれたらよかったのに」と言ってくれる子も。ビックリしたなあ


今まで誰にも自分のことを話さなかった。その理由は私にある。私の心の弱さが一番の原因だ。信頼してなかったとか、そういうのではない。心がずっと一人を選んでいたことに気づく。


最近になって気づいたことがもう一つある。それは、誰かの温かさの中に包まれ生きていること。本当に私は幸せ者である。



こんなどうしようもない私にみんなありがとう

泣いてる暇はないね

みんな大好きです

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