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いくら祈っても電車は速く走ってくれない

5時に起床。
流れるような動作で布団から脱出。
ひとまず睡眠という甘美で怠惰な誘惑を断ち切ることができた。
すかさずキッチンに移動し味噌汁と白米を温め、納豆を冷蔵庫から取り出す。
冷蔵庫から漏れ出す冷気と雨の音が視界の解像度を上げていく。
具沢山の味噌汁に七味を散らして化粧。
やはり朝の味噌汁には辛味の一味ではなく、香りの七味が良い。
ご飯は冷凍のものをチンする。
昔はラップで一膳分を冷凍していたが面倒なのとラップがもったいない。
しかもなんかベチャッとするのが嫌でわが家ではジップロックコンテナを使っている。
蓋を外して2分と20秒。
いつでもほかほかご飯が食べられる奇跡に人類は慣れすぎたのでは??
と、思いながらほかほかのご飯を頬張る。
とても美味しい。
ご機嫌な朝食を食べ終わり、ソファに戻る。
通勤中に聞くポッドキャストで番組を探しているうちにもう一度寝る。








違う 違う そうじゃ そうじゃない。君を逃がせない。
7時30分に再起床。
時計を見た瞬間に視界に「詰み」の2文字が浮かび上がった。
違う 違う こうじゃ こうじゃない。愛は渡せない。

いつもであれば会社の近くのセブンイレブンに立ち寄っている時間である。
歯も磨けてなけりゃヒゲも剃れておらず、会社にもっていくものさえ何も用意できていない。
そうか!どこかに直行ということにすればいい!
と、考えるも今日は朝イチから会議であった。
自分史上最高速度で身支度を整え出社。新しい私デビュー!
タクシーに乗ろうか。
しかし朝の幹線道路は間違いなく渋滞する。
結果、いつもと違う駅まで自転車で向かい、そこから電車に乗るという選択。
人間はいついかなる時も選択と決断を迫られているのだ。
法定速度内ギリギリで自転車を飛ばし、いつもの駅とは違う駅へ。
12月に汗だくになりながら駐輪所に自転車をとめ駅のホームへ。
オンタイムで電車が到着、階段を駆け下りて飛び込んだ。
とりあえず一息ついたが、いくら祈っても電車は速く走ってはくれない。
少しでも早く到着するように電車の中で走った。

努力と祈りが通じたのか、始業2分前に到着。
背中まで汗びっしょり。まさにカラダが夏になってカゲキで最高である。
会議中はデスクにしまっておいた紫色のハンディファンが八面六臂の大活躍。
12月にハンディファンをフル稼働させている人物がいる会議で何を話し合うというのだろう。

会議の記憶がないまま帰宅。

ひね鶏のたたきと氷結無糖レモン7%。
ひね鶏とネギとポン酢はズッ友である。

この後に冷凍うどんをチンして白だしであえて食べた。
シメの冷凍うどんは間違いなく体重増加を加速させる。
明日は休みなので二度寝をかましてやろうと思いながらソファで寝る


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