中本速

詩と短歌が好きです。テニスを始めましたが両手バックハンドに苦戦しています。 メールアド…

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詩と短歌が好きです。テニスを始めましたが両手バックハンドに苦戦しています。 メールアドレス:sknkmt02@gmail.com

マガジン

  • 心の詩歌

    詩や短歌に興味がある方向けです。詩歌の紹介・創作論・哲学・社会問題などが中心です。更新頻度は月六回以上。

  • 【完結】ハンセン病療養者の短詩を読む

    『訴歌 あなたはきっと橋を渡って来てくれる』阿部正子・編(皓星社) という本から、 ハンセン病療養者の短歌・俳句・川柳を評付きで紹介します。

  • 【更新停止中】現代短歌の鑑賞101 を読む

    短歌の詞華集『現代短歌の鑑賞101』を、読んでいきます。 ……ということで書いていたのですが、 「アンソロジーを読んでの評は批判的なことを書きづらい」と気付いて、筆が止まってしまいました。 途中までになっております。

  • えいしょ・評

    • 91本

    メンバーによる評が読めます。

記事一覧

【心の詩歌】歌会では、説得力がありすぎてはいけない

いま、少し反省しています。 歌会で、やや強すぎる評をしてしまったのです。 評価が厳しすぎたということではなく、評価の根拠として語った言葉が強すぎた。 私は、理屈の…

中本速
2分前

富士山が綺麗に見えたので、撮影してnoteの上の方の画像にしました。先週リフレッシュしたためか意欲的に書けそうです。

中本速
20時間前

【心の詩歌】【公開記事】イキ告のすすめ

この文章は「イキ告」をすすめるものです。 イキ告という言葉は、由来が明確ではありませんが、おそらく「いきなりの告白」「イキった告白」というニュアンスで広まってい…

中本速
7日前
6

【心の詩歌】新しい論語

論語の話です。論語という本がありますが、古い本なので誤解が多い。 論語についてまず説明しますと、思想家・孔子と弟子との会話を記録した書物です。 たとえば「温故知…

中本速
9日前
2

【心の詩歌】師系の話は差し引いて考える

短歌の世界では「師系」の話題が結構あります。 誰それは誰それの弟子でその誰それの雑誌に影響を受けた誰それが次の時代に……。 そういう短歌史にも意味はあるのですが…

中本速
2週間前
2

月初の無料記事、長くなりがちだな。五月初めも長くなりそう。六月は短くしよう。いつも長い文章だと思って購読されると申し訳ないので。むしろ短さを売りにしていきたいのである

中本速
2週間前

【心の詩歌】メジャーリーグで通用しないと言い当てても何も偉くない

横浜DeNAベイスターズに、筒香選手が帰ってきました。 筒香嘉智選手は日本で大活躍した野球選手で、ここしばらくはメジャーリーグへの挑戦を行っていました。 残念ながらメ…

中本速
2週間前
1

風邪をこじらせて寝込んだ。noteの上方の画像を、高浜虚子の句碑にしてみた。「鴨の嘴よりたらたらと春の泥」と書いてあるそうだ。嘴は「はし」、くちばしのこと。

中本速
3週間前
1

【心の詩歌】短歌より詩を書く方が難しく感じる場合の対処法

数ヶ月前に、歯医者さんに行きました。 その際に、新しい磨き方を提案されました。 歯ブラシのほかに、フロスを用い、あとは一箇所だけ歯間ブラシを用いる方法です。 一箇…

中本速
3週間前
3

本当のことを言っていても
多少本当のことをやっていないと
嘘になる
そんなふうに最近は思う

中本速
4週間前
2

【心の詩歌】音楽の著作権と引用

以前、著作権についてnoteで書いたことがあります。その際にこんな意見を書きました。 先日「なごり雪」の楽譜について調べていたところ、音楽の著作権について興味深い記…

中本速
1か月前

記事を「オススメ」機能でオススメしていただきました。めったにないことで喜んでおります。ありがとう。

中本速
1か月前
1

noteの上の方の画像を桜にしました
桜が散るころ変えたいのですが、忘れず変えられるかなあ

中本速
1か月前
2

【心の詩歌】【公開記事】氷河期世代はきつかったのか

「氷河期世代」と言われる、就職難だった世代があります。多くの若者たちが、厳しい状態に陥りました。 氷河期世代が終わってしばらく経った現在も賃金の水準は回復してい…

中本速
1か月前

【心の詩歌】お気に入りの誤読・柿本人麻呂から前田夕暮へ

きょうの文章は短歌用語・文法用語多めです。 先日、短歌の友達四人で集まって映画を観ました。そのあと、自然に歌会が始まりました。 ある有名な和歌の話題になりました…

中本速
1か月前
1

ひさびさにインスタをひらいたらスレッズというものに案内されました よくわかりませんでした 通知が行ってたらすみません

中本速
1か月前
【心の詩歌】歌会では、説得力がありすぎてはいけない

【心の詩歌】歌会では、説得力がありすぎてはいけない

いま、少し反省しています。
歌会で、やや強すぎる評をしてしまったのです。
評価が厳しすぎたということではなく、評価の根拠として語った言葉が強すぎた。

私は、理屈の筋が通った話し方をします。でも、変に説得力があるのは欠点にもなります。
先日話した内容は、
「このような表記の場合、こういう印象を受ける。」
というものでしたが、
あとから考えると、そうかな?

①本当にそうか?
②この場合はそうかもし

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富士山が綺麗に見えたので、撮影してnoteの上の方の画像にしました。先週リフレッシュしたためか意欲的に書けそうです。

【心の詩歌】【公開記事】イキ告のすすめ

【心の詩歌】【公開記事】イキ告のすすめ

この文章は「イキ告」をすすめるものです。

イキ告という言葉は、由来が明確ではありませんが、おそらく「いきなりの告白」「イキった告白」というニュアンスで広まっている最近の言葉です。
関係を構築したうえでの、計画的な告白との対比で、かなり否定的なニュアンスで使われます。

この言葉が用いられる時代背景には、恋愛関係を持ちかけるのがハイリスクになっている現状があります。
人を口説くことはそれ自体がリス

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【心の詩歌】新しい論語

【心の詩歌】新しい論語

論語の話です。論語という本がありますが、古い本なので誤解が多い。

論語についてまず説明しますと、思想家・孔子と弟子との会話を記録した書物です。
たとえば「温故知新」も論語の言葉です。

ただし、孔子は紀元前に生きた思想家です。そのため誤読する場合が多い。孔子が難しいことを言っているのではなく、こちらが現代の常識に当てはめて解釈してしまい、結果的に誤読になっているケースがあります。

たとえば呉智

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【心の詩歌】師系の話は差し引いて考える

【心の詩歌】師系の話は差し引いて考える

短歌の世界では「師系」の話題が結構あります。
誰それは誰それの弟子でその誰それの雑誌に影響を受けた誰それが次の時代に……。

そういう短歌史にも意味はあるのですが、なぜ意味があるのか。
そもそも短歌の世界がある程度不公平だからだと思います。
つまり、誰それの弟子でもなく突然あらわれる人は、あまりいない、ということになっているのですが、
誰それの弟子であることで読まれる機会が多いとか、
誰それを弟子

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月初の無料記事、長くなりがちだな。五月初めも長くなりそう。六月は短くしよう。いつも長い文章だと思って購読されると申し訳ないので。むしろ短さを売りにしていきたいのである

【心の詩歌】メジャーリーグで通用しないと言い当てても何も偉くない

【心の詩歌】メジャーリーグで通用しないと言い当てても何も偉くない

横浜DeNAベイスターズに、筒香選手が帰ってきました。
筒香嘉智選手は日本で大活躍した野球選手で、ここしばらくはメジャーリーグへの挑戦を行っていました。
残念ながらメジャーリーグで活躍するというわけにはいきませんでした。

古巣のベイスターズに戻ってくることになり、今後は日本での活躍が期待されます。
広島カープファンとしてはあまり打たれても困るのですが。

風邪をこじらせて寝込んだ。noteの上方の画像を、高浜虚子の句碑にしてみた。「鴨の嘴よりたらたらと春の泥」と書いてあるそうだ。嘴は「はし」、くちばしのこと。

【心の詩歌】短歌より詩を書く方が難しく感じる場合の対処法

【心の詩歌】短歌より詩を書く方が難しく感じる場合の対処法

数ヶ月前に、歯医者さんに行きました。
その際に、新しい磨き方を提案されました。

歯ブラシのほかに、フロスを用い、あとは一箇所だけ歯間ブラシを用いる方法です。
一箇所、フロスが入りにくい場所があるのです。

道具が三種類になって面倒な気がしましたが、むしろ前より歯磨きをさぼりにくくなりました。

どうしてなのかな、と考えると、「これとこれとこれをやったら終わり」という決まりができたからだと思います

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本当のことを言っていても
多少本当のことをやっていないと
嘘になる
そんなふうに最近は思う

【心の詩歌】音楽の著作権と引用

【心の詩歌】音楽の著作権と引用

以前、著作権についてnoteで書いたことがあります。その際にこんな意見を書きました。

先日「なごり雪」の楽譜について調べていたところ、音楽の著作権について興味深い記事を読みました。

記事を「オススメ」機能でオススメしていただきました。めったにないことで喜んでおります。ありがとう。

noteの上の方の画像を桜にしました
桜が散るころ変えたいのですが、忘れず変えられるかなあ

【心の詩歌】【公開記事】氷河期世代はきつかったのか

【心の詩歌】【公開記事】氷河期世代はきつかったのか

「氷河期世代」と言われる、就職難だった世代があります。多くの若者たちが、厳しい状態に陥りました。

氷河期世代が終わってしばらく経った現在も賃金の水準は回復していません。
氷河期世代の被害者性を「アピール」とみなして不快に感じる現代の若者もいるようです。

私の感覚では、氷河期世代悲劇は賃金低下そのものではなかったように思います。
長いデフレのあいだ物価も低かったからです。生活はどうにかなりました

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【心の詩歌】お気に入りの誤読・柿本人麻呂から前田夕暮へ

【心の詩歌】お気に入りの誤読・柿本人麻呂から前田夕暮へ

きょうの文章は短歌用語・文法用語多めです。

先日、短歌の友達四人で集まって映画を観ました。そのあと、自然に歌会が始まりました。

ある有名な和歌の話題になりました。

意味合いとしては「長い長い夜をひとりぼっちで寝るんかなあ」みたいな感じです。

「あしびきの」が「山」を連れてくる枕詞(まくらことば)です。
「山どりの尾のしだり尾の」は、一応「山鳥の尾羽、しだれている尾羽のあの感じで……」みたい

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ひさびさにインスタをひらいたらスレッズというものに案内されました よくわかりませんでした 通知が行ってたらすみません